多収翠星オクラの育て方


種まき・育苗

(1)芽がでにくいので、一晩水につけておきます。3号ポットに3~4粒を間隔をあけてまきます。覆土は1cmくらいです。
(2)寒さに弱いので、20℃程度になるように保温します。

(3)本葉が2枚のころ、間引いて2本立てにします。夜間の気温が15℃以下にならないように保温してください。

(4)本葉が3~4枚のころ、1本立てにします。そのあと本葉が5~6枚になるまで育苗します。

畑の準備

(1)酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり苦土石灰150gを施し、よく耕します。
(2)畝の全面に1平方メートルあたり2~3kgの完熟堆肥と100gほどの有機配合肥料を施しよく耕します。幅90cm、高さ10cmほどの畝を立てます。
(3)十分に潅水し、できれば黒色ポリフィルムでマルチングしておきます。
(4)連作すると線虫による障害が出やすいので、いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。

植えつけ

(1)本葉が5~6枚くらいに育ったころに植えつけます。
(2)2条植えの場合、条間45~60cm、株間30~45cmに植え穴をあけて、苗を植えつけます。8~10号鉢に1株、65cmのプランターなら2株が植えられます。
(3)植えつけの後にたっぷりと水を与えます。「オクラ」はあまり横に広がらず伸びるので、「ほうれんそう」や「こまつな」などの葉菜類を混植することもできます。

追肥・摘葉

(1)植えつけ後3週間ごろから、2週間に1回の割合で、必要に応じて有機配合肥料を追肥します。
(2)日差しが強くて、土が乾燥するころには、畝に敷きわらをします。

(3)下葉が混み合ってきたら、着果節以下1~2枚を残して、その下の葉を摘み取ります。

収穫

(1)開花から7~10日、長さが6~7cmくらいのころに収穫します。果梗が硬いので、かならずはさみで切り取ります。
(2)花が茎頂に近いところに咲くのは、栄養不良によって起こります。莢果を若どりして追肥します。
(3)莢果が大きくなりすぎないうちに、取り残しのないように収穫します。
(4)花のつぼみも収穫して、天ぷらで食べることができます。

補遺(共通)

(1)年間の作付け計画が容易になるように、ベッド幅は90cmに統一しています。(通路幅60cmとして、畝幅150cmです。)
(2)条間が15~20cmの品種は、条を畝と直角にする、雁木(がんぎ)まきにしています。
(3)有機配合肥料は、8-8-8を基準としています。

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