べにばなつめくさ(紅花詰草)
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プロフィール
マメ科シャジクソウ属の多年草で、学名は Trifolium incarnatum。
ヨーロッパが原産です。今では北アメリカの温帯地域に広く帰化しています。日当たりのよい牧草地や草原に生え、高さは50センチくらいになります。3月から5月ごろ、穂状花序に深紅色の花を咲かせます。別名で「クリムソンクローバー」とも呼ばれます。
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系統・品種と用途
「べにばなつめくさ」は、本来は多年草ですが、耐暑性が弱いため園芸上は一年草として扱われています。グラウンドカバーにも利用することができます。
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栽培のポイント
「べにばなつめくさ」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
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気候区分
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作業
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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8
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9
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10
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11
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12
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温暖地 |
種まき |
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植えつけ |
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花期 |
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気候区分
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まきどき (春|秋)
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収穫時期 (春|秋)
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寒 地 |
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08/上〜09/下 |
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05/上〜06/下 |
寒冷地 |
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08/中〜10/上 |
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04/下〜06/中 |
温暖地 |
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09/上〜10/下 |
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04/中〜06/中 |
暖 地 |
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09/中〜11/中 |
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04/上〜05/下 |
ご注意
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発芽温度は10〜30℃、生育温度は5〜27℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。
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℃
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152025
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発芽適温
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15-25
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生育適温
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15-25
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栽培のポイント
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日当たりと水はけのよい場所を好みます。耐寒性は強いですが、暑さには弱いので暖地での夏越しは難しいです。
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pH
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5.06.07.0
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土壌酸度
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6.0-7.0
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栽培のポイント
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水はけのよい、中性に近い弱酸性の土壌を好みます。酸性土壌では石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
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6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
栽培間隔
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1-(2)
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栽培のポイント
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いちど栽培したところでは、少なくとも1年は休栽してください。
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栽培のステップ
「へにばなつめくさ」を栽培するとき、種まきから開花期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。
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ステップ
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内容
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種まき・育苗
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(1) 3号ポットや連結ポットにタネまき用土を入れ、3〜4粒をまきます。覆土は1センチくらい掛けるようにします。
夏の暑さが過ぎてからまいてください。
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(2) 本葉が2〜3枚のころに間引いて1本立ちにし、本葉が5〜6枚になるまで育苗します。
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(3) 耐寒性がありますが、寒冷地ではビニールトンネル内で越冬させます。
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植えつけ
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(1) 日当たりと水はけのよい場所に、株間25〜30センチほどの間隔に植えつけます。移植を嫌うので、根鉢は崩さないようにします。
7号鉢に1株、65センチプランターには4株が目安です。
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(2) 庭植えの場合は、植え付けの2週間以上前に、1平方メートルあたり苦土石灰50〜100gと完熟堆肥5kg、それに有機配合肥料30gをすき込んでおきます。
鉢植えの場合は、赤玉土小粒7に腐葉土3の割合で混ぜたものに有機配合肥料を加えたものを用土とします。
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(3) 耐寒性がありますが、暖地以外では霜よけや敷きわらなどで防寒してください。
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生育管理
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(1) 水やりは、土の表面が乾いたら与えてください。
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(2) 元肥が十分に施してあれば追肥は不要です。マメ科の植物なので、窒素分は控えめにしてください。
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(3) 春になるとアブラムシ類やハダニ類が発生しやすいので、防除に注意してください。
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おもな病害虫
「べにばなつめくさ」には、アブラムシ類やハダニ類がよくつくので注意してください。
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病害虫名
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症状
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対策
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アブラムシ類
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体長2〜4ミリの小さな虫が、新芽や茎に群がって汁を吸います。
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パイベニカ乳剤やオレート液剤などの殺虫剤を散布します。小面積の散布には、スプレータイプが手軽です。
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ハダニ類
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葉の裏に寄生して汁を吸います。被害が進むと白っぽく絣(かすり)状になります。
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テルスタースプレーやパイベニカスプレー、園芸用でんぷんスプレーなどの殺虫剤を散布します。
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イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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