
カーネーション


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プロフィール

ナデシコ科ナデシコ属の多年草で、学名は Dianthus caryophyllus。
地中海沿岸、フランスの西・南部が原産です。古くから園芸植物として栽培されてきました。わが国へは江戸時代にオランダから渡来し、「オランダせきちく(オランダ石竹)」と呼ばれました。原種は一重咲きですが、園芸品種では八重咲きが主で、花色も赤色やピンク色、赤紫色、黄色、白色などと多彩です。「母の日」にカーネーションを飾る習慣は、20世紀初頭に始まりました。
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系統・品種と用途

「カーネーション」には、多くの園芸品種が作出されています。よく分枝するスプレー種やボーダー種は花壇に、矮性のピカデリー種やドワーフ種は鉢植え向きです。
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栽培のポイント

「カーネーション」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
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 気候区分
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 作業
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 1
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 3
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 8
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 10
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 11
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 温暖地 |
 種まき |
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 植えつけ |
 (翌年) |
 花期 |
 (翌年) |
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℃
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15 20 25
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発芽適温
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15-20
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生育適温
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10-25
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栽培のポイント
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暑さにはわりと強いですが、あまり耐寒性がないので冬越しはビニールトンネル内で行います。
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pH
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5.0 6.0 7.0
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土壌酸度
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6.0-7.0
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栽培のポイント
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水はけのよい、ほとんど中性の土壌を好みます。酸性土壌では石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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 0 |
 1 |
 2 |
 3 |
 4 |
 5 |
 6 |
 7 |
 8 |
 9 |
 10 |

栽培間隔
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1-(2)
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栽培のポイント
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連作障害がでますので、いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないでください。
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栽培のステップ

「カーネーション」を栽培するとき、種まきから開花期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

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ステップ
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内容
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種まき・育苗
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(1) 育苗箱にタネまき用土を入れ、薄くばらまきします。2ミリくらいの覆土を掛け、十分に水やりして、涼しいところで発芽させます。
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(2) 本葉が3〜5枚のころに、3号ポットに鉢上げします。
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(3) 翌年の春に定植するまで、育苗します。冬期は、ビニールトンネルや日当たりの良い室内で冬越しさせます。
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植えつけ
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(1) 暖かくなったら、日当たりと水はけのよい場所に、株間20〜30センチで植えつけます。鉢植えでは、6号鉢に1株が目安です。
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(2) 庭植えの場合は、堆肥と腐葉土、油かすなどをすき込み、鉢植えの場合は、赤玉土小粒7に腐葉土3の割合で混ぜたものを用土とします。
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生育管理
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(1) 日当たりと風通しの良い場所で育てます。雨にあてると病気に罹りやすいので、鉢植えやプランター栽培では軒下に置いた方が賢明です。
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(2) 土が乾いてきたら、たっぷりと水やりをします。ただ高温多湿に弱いので、真夏の水やりには注意が必要です。
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(3) 春先に有機固形肥料を追肥として与えます。
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(4) 病気がでやすいので、花がらや枯れ葉などはこまめに取ってください。
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おもな病害虫

「カーネーション」には、病気や害虫が比較的多く発生しますので、注意してください。
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病害虫名
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症状
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対策
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アブラムシ類
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体長2〜4ミリの小さな虫が、新芽や茎に群がって汁を吸います。
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パイベニカ乳剤やオレート液剤などの殺虫剤を散布します。小面積の散布には、スプレータイプが手軽です。
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ヨトウムシ類
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昼間は株もとなどに潜み、夜に葉を食害します。
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探し出して駆除します。多発する場合には、オルトラン粒剤やオルトラン水和剤などを散布します。
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ハダニ類
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葉の裏に寄生して汁を吸います。被害が進むと白っぽく絣(かすり)状になります。
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テルスタースプレーやパイベニカスプレー、園芸用でんぷんスプレーなどの殺虫剤を散布します。
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うどんこ病
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若い葉や茎の表面に、うどん粉をまぶしたように白いカビが一面に生えます。
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サプロール乳剤やカリグリーン、トップジンMスプレーなどの殺菌剤を散布します。
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斑点病
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葉や茎の表面に淡黄色の小斑点ができ、しだいに大きくなって生育不良や落葉します。
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葉や茎を切り取り、ダコニール1000などの殺菌剤を散布します。
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さび病
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葉に小さないぼ状の斑紋ができ、なかから胞子が放出されます。
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罹った葉を取り除き、通気をよくして、サブロール乳剤やベンレート水和剤などの殺菌剤を散布します。
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写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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