コスモス(秋桜)

Cosmos     プロフィール

  キク科コスモス属の一年草で、学名は Cosmos bipinnatus。(「きばなコスモス」は、Cosmos sulphureus。)
  メキシコ原産です。17世紀にヨーロッパにもたらされ、わが国には明治のはじめに渡来しました。いまや、秋を代表する草花となっています。日が短くなって開花する短日植物ですが、最近では日の長短に関係なく開花する品種もつくられています。和名では「あきざくら(秋桜)」と呼ばれます。
  系統・品種と用途

  「コスモス」は、もっとも身近になっている秋の花です。近縁の「きばなコスモス」もよく栽培されていますが、黄色のほかオレンジ色や朱赤色などの花色があります。

系統

品種

タネのカタログ

コスモス

一重咲き








半八重咲き

八重咲き

筒咲き
(シーシェル)

覆輪
(ピコティー)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黄花コスモス

 




 

 

 

 
  栽培のポイント

  「コスモス」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

温暖地

種まき

植えつけ

花期

 


152025

発芽適温

15-20

生育適温

15-25

栽培のポイント

  冷涼な気候を好むため、秋になって気温が下がってくると花色が鮮やかになります。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.5-7.0

栽培のポイント

  水はけのよい、中性の土壌を好みます。酸性土壌では石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

栽培間隔

1-(2)


栽培のポイント

  いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。
  栽培のステップ

  「コスモス」を栽培するとき、種まきから開花期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 発芽適温が20〜25℃と高いので、十分暖かくなってからタネまきします。
  3号ポットに2〜3粒ずつ、または育苗箱に5センチ間隔にまきます。覆土はタネが隠れるくらい掛けます。

(2) 秋咲き種は、早まきしずぎると徒長して倒伏しやすいので、7月ごろに蒔くようにします。

(3) 草丈が10センチくらいになるまで育苗します。

植えつけ

(1) 日当たりと水はけのよい場所に、20〜30センチの株間で植えつけます。

(2) 庭植えの場合は、堆肥と化成肥料をすき込み、鉢植えの場合は、赤玉土小粒7に腐葉土3の割合で混ぜたものに化成肥料を加えたものを用土とします。

生育管理

(1) 水やりは、土の表面が乾いたら与えますが、乾き気味に管理します。

Cosmos

Cosmos

Golden cosmos


(2) 高性種の場合は、支柱を立ててひもで緩く固定します。

(3) 草丈を抑制し、わき芽を伸ばすためには、7月ごろまでに摘芯をします。

(4) 多肥を嫌うので、葉が黄変しない限り追肥は控えます。庭植えの場合なら、無肥料でも育ちます。

(5) 秋咲き種は短日性なので、夜間に灯火のあたるところでは栽培しないようにします。
  おもな病害虫

  「コスモス」に発生する、おもな病害虫はつぎのようなものです。

病害虫名

症状
対策

アブラムシ類

  体長2〜4ミリの小さな虫が、新芽や茎に群がって汁を吸います。

  パイベニカ乳剤やオレート液剤などの殺虫剤を散布します。

ハダニ類

  葉の裏に寄生して汁を吸います。被害が進むと白っぽく絣(かすり)状になります。

  テルスタースプレーやパイベニカスプレー、園芸用でんぷんスプレーなどの殺虫剤を散布します。

うどんこ病

  若い葉や茎の表面に、うどん粉をまぶしたように白いカビが一面に生えます。

  サプロール乳剤やカリグリーン、トップジンMスプレーなどの殺菌剤を散布します。

立ち枯れ病

  根や地際部が、病原菌に侵されて生育が悪くなり、やがて立ち枯れます。

  薬剤による防除ができないので、発生した株は抜き取って焼却処分にします。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」
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