ジキタリス
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プロフィール
ゴマノハグサ科キツネノテブクロ属の二年草で、学名は Digitalis purpurea。
ヨーロッパからアジアの中・西部が原産です。木漏れ日のさすような林の中や林縁に生育しています。高さは60〜120センチほどになり、6月から9月ごろに白色やピンク色、それに薄紫色の釣鐘状の花を咲かせます。英名は、花のかたちが手袋の指のように見えることからですが、和名でも、直訳で「きつねのてぶくろ(狐の手袋)」と呼ばれます。
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系統・品種と用途
長い花穂をつけ、下から順に美しい花を咲かせます。花壇のバックグランドやフォーカルポイントに最適です。半日陰でも花を咲かせますが、乾燥気味の環境を好みます。
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栽培のポイント
「ジキタリス」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
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気候区分
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作業
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1
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2
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3
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4
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6
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7
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8
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9
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10
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11
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12
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温暖地 |
種まき |
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植えつけ |
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花期 |
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気候区分
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まきどき (春|秋)
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収穫時期 (春|秋)
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寒 地 |
05/上〜06/下 |
09/上〜09/下 |
05/下〜07/下 |
05/下〜07/下 |
寒冷地 |
04/上〜06/上 |
09/上〜10/上 |
05/中〜07/下 |
05/中〜07/下 |
温暖地 |
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09/上〜10/中 |
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05/上〜06/下 |
暖 地 |
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09/中〜10/下 |
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05/上〜06/下 |
ご注意
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発芽温度は15〜25℃、生育温度は5〜25℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。
※寒地・寒冷地では、夏越ししやすいので、秋まきすると2年越しで大きく生育し、2年目の春に開花します。
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℃
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152025
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発芽適温
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20-25
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生育適温
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15-25
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栽培のポイント
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耐寒性は非常に強いですが、耐暑性がやや弱い植物です。
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pH
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5.06.07.0
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土壌酸度
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6.0-7.5
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栽培のポイント
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水はけのよい、弱酸性から中性の土壌を好みます。酸性土壌ではPH調整をしてから栽培にとりかかってください。
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年
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0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
栽培間隔
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0-(1)
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栽培のポイント
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ほとんど連作障害は見られません。
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栽培のステップ
「ジキタリス」を栽培するとき、種まきから開花期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。
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ステップ
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内容
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種まき・育苗
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(1) 連結ポットや3号ポットにタネまき用土を入れ、タネを3〜5粒まきます。好光性のため、覆土はごく薄く掛けます。発芽までは乾燥させないようにしてください。
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(2) 発芽したら間引きをして、本葉が2〜3枚のころに1本立ちにします。
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(3) 春まきの場合は、発芽後10〜12週間育苗したあと、夏に涼しいところを選んで、早めに定植します。
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植えつけ
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(1) 庭植えの場合は、1平方メートルあたり完熟堆肥5kgと苦土石灰100g、有機配合肥料50gなどをすき込みます。強い西日の当たらない半日陰がお勧めです。
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(2) 鉢植えの場合は、赤玉土小粒7に腐葉土3の割合で混ぜたものに、緩効性肥料を加えて用土とします。
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(3) 根鉢を崩さないように、日当たりと水はけのよい場所に、株間30センチくらいに植えつけます。鉢植えでは、9号鉢に1株が目安です。
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生育管理
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(1) 乾燥気味の環境を好むため、水をやりすぎないようにします。
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(2) 追肥はほとんど必要ありません。生育が衰え、葉色が薄くなったときにだけ、追肥してください。
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(3) 夏は直射日光を避け、風通しを良くします。耐暑性がやや弱いので、寒冷紗などで半日陰にしてください。ふつう温暖地・暖地での夏越しは難しいです。
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(4) 花茎が長くなりますので、途中で倒れないように支柱を立てるようにします。
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おもな病害虫
「ジキタリス」には、とくに病虫害はありませんが、春先に「アブラムシ」がつくことがあります。
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病害虫名
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症状
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対策
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アブラムシ類
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体長2〜4ミリの小さな虫が、新芽や茎に群がって汁を吸います。
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パイベニカ乳剤やオレート液剤などの殺虫剤を散布します。小面積の散布には、スプレータイプが手軽です。
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「ジキタリス」のQ&A
Q1:「ジキタリス」は有毒ですか。
A1:「ジキタリス」には、ジギトキシンやギシキシンなどの強心配糖体が含まれ有毒です。葉が「コンフリー」と似ているため、誤って食べられることもありますので、注意してください。
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写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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