ももばぎきょう(桃葉桔梗)
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プロフィール
キキョウ科ホタルブクロ属の多年草で、学名は Campanula persicifolia。
ヨーロッパからコーカサス地方に分布しています。山地の明るい林内や草地に生え、高さは45〜100センチになります。葉は「もも」の葉に似た細長い披針形で、和名はこれに由来します。6月から8月ごろ、花茎をのばして、淡い青紫色や白色の鐘形の花を咲かせます。
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系統・品種と用途
「ももばぎきょう」は、初夏から夏の花壇を涼しげに彩ります。やや乾燥した土地を好み、蒸れには弱いので、風通しのよいところが最適です。日当たりや水はけの良い場所であれば、放任でもよく育ちます。
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栽培のポイント
「ももばぎきょう」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
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気候区分
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作業
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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7
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8
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9
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10
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11
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12
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温暖地 |
種まき |
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植えつけ |
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花期 |
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気候区分
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まきどき (春|秋)
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開花時期 (春|秋)
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寒 地 |
04/中〜06/中 |
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06/上〜07/中 |
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寒冷地 |
04/上〜06/上 |
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05/下〜07/上 |
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温暖地 |
03/下〜05/下 |
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05/中〜06/下 |
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暖 地 |
03/中〜05/中 |
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05/上〜06/中 |
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ご注意
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発芽温度は10〜25℃、生育温度は5〜25℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。
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℃
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152025
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発芽適温
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15-20
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生育適温
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13-20
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栽培のポイント
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寒さには強いですが、暑さや多湿には弱いので、涼しくて風通しの良いところで夏越しさせるのがポイントです。
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pH
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5.06.07.0
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土壌酸度
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6.5-7.5
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栽培のポイント
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水はけのよい、中性の土壌を好みます。酸性土壌では石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
栽培間隔
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1-(2)
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栽培のポイント
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連作すると白絹病や菌かく病などが発生するので、少なくとも1年は栽培しないようにします。
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栽培のステップ
「ももばぎきょう」を栽培するとき、種まきから開花期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。
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ステップ
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内容
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種まき・育苗
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(1) 連結ポットや育苗箱にタネまき用土を入れ、タネを薄くばらまきします。覆土はごく薄く掛けておきます。
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(2) 7日くらいで発芽しますので、それまでは乾かないようにします。
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(3) 発芽したら混み合ったところを間引き、本葉が5〜6枚のころ、3号ポットに1株ずつ移植します。
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夏越し 植えつけ
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(1) 高温多湿に弱いので、夏は明るい日陰で育てます。できるだけ涼しく、風通しをよくしてください。
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(2) 肥料切れに注意し、2週間に1回ほどの割合で液肥を施します。
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(3) 庭植えの場合は、1平方メートルあたり完熟堆肥4kgと苦土石灰100g、有機配合肥料50gをすき込んでおきます。
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(4) 鉢植えの場合は、赤玉土小粒6に腐葉土4の割合で混ぜたものに緩効性肥料を加えて用土とします。
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(5) 9月中旬から10月上旬ごろ、20〜25センチ間隔に定植します。
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生育管理
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(1) 寒さには強いですが、霜よけをしたほうが株が痛みません。
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(2) 新芽が伸びだす前の3月に、追肥として有機固形肥料を少量施します。
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(3) 春に新芽が伸びてきますが、1株で1〜2本しかないときは、5〜6節残して摘芯します。
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(4) 花茎が伸びたら、風による倒伏を防ぐために支柱をたて誘引します。
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(5) うまく夏越しできたときは、2〜3年に一度、秋に株分けをしてください。
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おもな病害虫
「ももばぎきょう」にはあまり病虫害はありませんが、「ヨトウムシ」がつくことがあります。
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病害虫名
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症状
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対策
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ヨトウムシ類
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昼間は株もとなどに潜み、夜に葉を食害します。
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探し出して駆除します。多発する場合には、オルトラン粒剤やオルトラン水和剤などを散布します。
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写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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