
ストック(紫羅欄花)


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プロフィール

アブラナ科アラセイトウ属の一年草で、学名は Matthiola incana。
南ヨーロッパが原産です。古くギリシャ時代から栽培され、薬草として利用されていたそうです。和名では、「あらせいとう(紫羅欄花)」と呼ばれますが、葉がラセイタ(ポルトガル語の羅紗)に似ているところから「葉ラセイタ」と呼ばれ、それが転訛したものといわれています。
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系統・品種と用途

「ストック」は、野生のものは一重咲きでしたが、現在では八重咲きが主流で、花色もピンク色や緋紅色、紫色、白色などと多彩です。ただ八重咲きは結実しないため、一重咲きから採取したタネから、八重咲きの個体を選別して育てます。系統的には、花穂が長く高さも60〜80センチに伸びる無分枝系(ノンブランチング系)と、よく分枝して高さが20〜70センチの分枝系(ブランチング系)とに大別されます。無分枝系は、おもに切り花用として、また分枝系は花壇やコンテナ用に利用されます。
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栽培のポイント

「ストック」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
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 気候区分
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 作業
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 1
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 8
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 9
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 11
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 寒地 |
 種まき |
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 植えつけ |
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 花期 |
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 温暖地 |
 種まき |
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 植えつけ |
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 花期 |
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℃
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15 20 25
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発芽適温
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15-20
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生育適温
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5-25
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栽培のポイント
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暑さや寒さにはやや苦手ですが、軽い霜くらいなら耐えられます。
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pH
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5.0 6.0 7.0
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土壌酸度
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5.5-7.0
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栽培のポイント
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水はけのよい、中性に近い弱酸性を好みます。強い酸性土壌では石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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 0 |
 1 |
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 3 |
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 6 |
 7 |
 8 |
 9 |
 10 |

栽培間隔
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1-(2)
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栽培のポイント
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アブラナ科で連作障害が出ますので、いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。
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栽培のステップ

「ストック」を栽培するとき、種まきから開花期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

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ステップ
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内容
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種まき・育苗
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(1) 秋まきは9月ごろ、寒冷地での春まきは3〜4月ごろです。
タネまきの用土は、赤玉土小粒とピートモス、バーミキュライトを同量入れて混ぜたものを使用します。
育苗箱に条間10センチ、株間2センチほどの間隔で条まきします。覆土はタネが隠れるくらいです。
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(2) 発芽したら間引いて間隔をとります。間引くのは、子葉が小さく丸みを帯びた株からです。一般に、八重咲きの株は、子葉の幅が広く色が薄いという傾向があります。
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(3) 本葉が2〜3枚のころ、3号ポットに1株ずつ移植します。
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植えつけ
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(1) 本葉が7〜8枚になったころ、日当たりと水はけのよい場所に、株間15〜20センチで植えつけるか、6号鉢に3株を目安に植えつけます。
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(2) 庭植えの場合は、堆肥と化成肥料をすき込み、鉢植えの場合は、赤玉土小粒7にピートモス3の割合で混ぜたものに化成肥料を加えたものを用土とします。
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生育管理
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(1) 耐寒性があまりないため、冬季は霜よけや根元に敷きわらなどのマルチングをしてください。
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(2) 水やりは、土の表面が乾いたらたっぷり与えます。ただ夕方の水やりは、茎や葉を徒長させるので控えます。
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(3) 開花期間が長いので、花が咲いているあいだは、月に1回化成肥料を施すか、10日に1回液肥を与えます。
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おもな病害虫

「ストック」のおもな病害虫は、つぎのようなものです。
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病害虫名
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症状
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対策
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アブラムシ類
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体長2〜4ミリの小さな虫が、新芽や茎に群がって汁を吸います。
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パイベニカ乳剤やオレート液剤などの殺虫剤を散布します。小面積の散布には、スプレータイプが手軽です。
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スリップス類 (アザミウマ類)
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夏の高温で乾燥した時期に発生します。体長1〜2ミリの小さな昆虫が、葉や花について汁を吸います。
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被害をうけた部位を取り除きます。オルトラン粒剤やオルトラン水和剤を散布します。
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苗立ち枯れ病
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発芽後すぐに、または定植後まもなくして、株の根際からくびれて倒伏します。
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土壌伝染性の病気で、連作した場合によく発生します。連作を避け、過湿にも注意してください。病気が発生した株を取り除き、焼却します。そのあとベンレート水和剤やダコニール1000などを散布します。
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写真提供: 「ボタニックガーデン」
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