カモミール

Chamomil     プロフィール

  キク科シカギク属の一年草で、学名は Matricaria chamomilla。
  ヨーロッパから西アジアに分布しています。「カモミール」には一年草の「ジャーマンカモミール」と多年草の「ローマンカモミール」、染料に使われる「ダイヤーズカモミール」などがありますが、ふつうにハーブとして用いられるのはこのジャーマン種です。和名では「カミツレ」と呼ばれます。
  系統・品種と用途

  「カモミール」は、「デイジー」によく似ていて、ほのかにリンゴの香りがあります。ハーブティーのほかに、古くから冷え症や生理痛、胃潰瘍や胃炎などの薬として用いられてきました。
  栽培のポイント

  「カモミール」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

寒地

種まき

植えつけ

収穫

温暖地

種まき

植えつけ

収穫

 


152025

発芽適温

15-20

生育適温

15-25

栽培のポイント

  温暖な気候を好み、耐寒性はありますが、耐暑性が弱いので、真夏はいくぶん遮光した方がいいと思います。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

5.5-7.0

栽培のポイント

  中性に近い弱酸性を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

作付け間隔

0-(1)


栽培のポイント

  ハーブ類にはあまり連作障害はでませんが、それでも長期間同じ場所で栽培すると障害がでてきます。できるだけ連作を避けることが賢明です。
  栽培のステップ

  「カモミール」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 3号ポットにタネを4〜5粒、間隔をあけてまきます。覆土は薄く、タネがかくれる程度にします。

(2) 本葉が5〜6枚のころまでに、間引いて1本立てにします。

畑の準備

(1) 強い酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。

(2) 畝に深さ20〜30センチほどの溝を掘り、元肥として堆肥と化成肥料を入れて埋め戻します。そのあと幅90センチ、高さ10センチとほどの畝を立てます。

(3) 鉢植えやプランターなどの用土は、赤玉土小粒7と腐葉土3を混ぜ合わせたものに、化成肥料を加えます。

植えつけ

(1) 本葉が5〜6枚くらいに育ったころに植えつけます。

(2) 畝に、条間30センチ、株間30センチの間隔で植え穴を掘り、根を傷めないように注意して植えつけます。
  6号鉢に1株、65センチのプランターには3〜4株を植えることができます。

追肥・水やり

(1) 生育期は、月に1回くらいの割合で、液肥や有機固形肥料などを与えます。窒素分が多すぎると、花つきが悪くなります。

(2) 水やりはふつうに与えてください。冬は表面が乾いてから、夏は乾く前に与えます。

収穫

(1) 花の中心部が盛り上がり、舌状花が垂れ下がり始める前が収穫期です。摘み取って、風通しの良い日陰で乾燥させてください。

Chamomile

Chamomile

(2) 乾燥した花にお湯を注ぎ、5分くらいするとハーブティーになります。

(3) ローマン種は多年草ですので、株が混んできたら、秋か春に株分けします。
  おもな病害虫

  「カモミール」には、病気はほとんどありませんが、生育全般にわたって「アブラムシ」の被害をうけます。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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