チャイブ(蝦夷葱)
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プロフィール
ユリ科ネギ属の多年草で、学名は Allium schoenoprasum。
シベリアから地中海沿岸地方が原産です。ヨーロッパでは、2千年前にすでに栽培されていたといいます。葉や鱗茎は、「あさつき(浅葱)」と同じような使い方で食用にされます。5月から6月ごろ、葉鞘の先に球状花序がつき、小さな桃紫色の花を咲かせます。夏期の高温と乾燥に弱いので寒冷紗などで被います。
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系統・品種と用途
「チャイブ」は、また「チャイブス」とも呼ばれます。「あさつき」に似ていますが、ねぎ独特のにおいが少なく、花はサラダに、葉は肉や魚料理の香草やスープに浮かせて利用します。
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栽培のポイント
「チャイブ」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
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気候区分
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作業
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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7
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8
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9
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10
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11
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12
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温暖地 |
種まき |
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植えつけ |
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収穫 |
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気候区分
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まきどき (春|秋)
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収穫時期 (春|秋)
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寒 地 |
04/中〜05/下 |
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08/上〜10/中 |
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寒冷地 |
04/中〜05/下 |
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08/上〜10/下 |
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温暖地 |
04/上〜05/中 |
09/中〜10/中 |
07/下〜11/下 |
04/上〜11/下 |
暖 地 |
03/下〜05/上 |
09/中〜10/中 |
07/中〜12/下 |
04/上〜12/下 |
ご注意
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発芽温度は10〜25℃、生育温度は5〜25℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。
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℃
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152025
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発芽適温
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15-20
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生育適温
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15-20
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栽培のポイント
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冷涼な気候を好み、高温や乾燥に弱いので、夏は寒冷紗をかけるなど日よけをしてください。
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pH
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5.06.07.0
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土壌酸度
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5.5-6.5
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栽培のポイント
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中性に近い弱酸性を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
作付け間隔
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0-(1)
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栽培のポイント
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ハーブ類にはあまり連作障害はでませんが、それでも長期間同じ場所で栽培すると障害がでてきます。できるだけ連作を避けることが賢明です。
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栽培のステップ
「チャイブ」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。
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ステップ
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内容
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種まき・育苗
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(1) 連結ポットや3号ポットに6〜7粒ずつ、重ならないように蒔きます。覆土はごく薄く、タネがかくれる程度にします。
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(2) 長さが10〜15センチくらいになるまで、間引きと追肥を行って育苗します。
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畑の準備
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(1) 強い酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100gの苦土石灰を施し、よく耕します。
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(2) 畝に深さ15センチほどの溝を掘るか、1平方メートルあたり2kgの完熟堆肥と100gほどの有機配合肥料を施し、よく耕します。
そのあと幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。
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植えつけ
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(1) 草丈が10〜15センチくらいに育ったころに植えつけます。
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(2) 畝に、条間20〜25センチ、株間20〜25センチの間隔で植え穴を掘り、5〜6株ずつを組にして植えつけます。6号鉢に1組、65センチのプランターには4組を植えることができます。
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追肥・摘蕾
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(1) 植えつけから1か月後に、必要に応じて、有機配合肥料を追肥します。
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(2) 開花させると、株の成長を弱めますので、つぼみは早いうちに摘み取ります。
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収穫
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(1) 夏のあいだ収穫できますが、播種後1年目は、少し摘み取る程度にして、株を大きくします。
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(2) 2〜3年目は勢いよく成長しますので、株元を5センチくらい残して収穫します。
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(3) 株が古くなると葉の品質が劣ってきますので、3〜4年ごとにタネをまくか、株分けして更新します。
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おもな病害虫
「チャイブ」には、比較的病気は少ないですが、生育全般にわたって害虫の被害があります。
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写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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