
クレソン(オランダ芥子)


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プロフィール

アブラナ科オランダガラシ属の多年草で、学名は Nasturtium officinale。
ヨーロッパが原産ですが、今では世界各地に帰化しています。わが国へは、明治時代の初めに渡来しました。多肉質の茎は地面を這い、水分があればすぐに発根します。5月から10月ごろ、散形花序に白い花を咲かせます。水辺や湿地があれば、放任しておいてもよく育ちます。
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系統・品種と用途

「クレソン」は、さわやかな香りとピリッとした辛みが特徴で、ステーキやハンバーグなどの付け合わせに使われます。和名では「オランダがらし(オランダ芥子)」、「せいようぜり(西洋芹)」などと呼ばれてきましたが、農水省ではフランス語の「クレソン(Cresson)」を統一名称としています。
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栽培のポイント

「クレソン」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
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 気候区分
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 作業
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 1
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 温暖地 |
 種まき |
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 植えつけ |
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 収穫 |
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℃
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15 20 25
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発芽適温
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15-25
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生育適温
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15-20
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栽培のポイント
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耐暑性や耐寒性が強く、よく育つので栽培は容易ですが、寒地では冬期に凍らせないように注意します。
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pH
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5.0 6.0 7.0
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土壌酸度
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6.5-7.5
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栽培のポイント
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ほとんど中性を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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 0 |
 1 |
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 7 |
 8 |
 9 |
 10 |

作付け間隔
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1-(2)
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栽培のポイント
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やや連作に弱いので、いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないでください。
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栽培のステップ

「クレソン」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

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ステップ
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内容
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種まき・育苗
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(1) 育苗箱にタネまき用土を入れ、10センチくらいの間隔で条まきします。タネが隠れるくらい薄く覆土をかけ、十分に水やりします。
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(2) 発芽してからも、乾燥させないよう、水やりに注意してください。
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(3) 本葉が1〜2枚のころに、3号ポットに鉢上げします。高さが7〜8センチになるまで育苗します。
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畑の準備
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(1) 強い酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。
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(2) 畝全体に、元肥として堆肥と油かすを施し、よく耕します。そのあと幅90センチ、高さ10センチとほどの畝を立てます。
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植えつけ
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(1) 草丈が7〜8センチのころに、15〜20センチ間隔で定植します。
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(2) 下底が穴あきの育苗箱などで栽培するときは、川砂とピートモスを用土として植えつけます。育苗箱を一回り大きな容器などに入れ、水を入れて栽培します。
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水やり・追肥
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(1) 湿地を好むので、生育中は乾かないように、つねにたっぷりの水を与えます。水耕栽培のときは、水をこまめに取り替えてください。
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(2) 生育の状態を見ながら、油かすや液肥などを追肥として施します。
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収穫
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(1) 蔓が伸びてきたら、先端の軟らかな部分だけを摘み取って収穫します。
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(2) 寒さにあうと辛みや苦みが増すことがあるので、寒地では冬期にビニール保温をしたほうがよいでしょう。
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おもな病害虫

「クレソン」には、比較的病気は少ないですが、生育全般にわたって害虫の被害をうけます。
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病害虫名
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症状
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対策
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アオムシ
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「モンシロチョウ」の幼虫で、初夏に幼虫が葉を食害します。
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見つけたら小さいうちに駆除します。
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ハダニ類
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葉の裏に寄生して汁を吸います。被害が進むと白っぽく絣(かすり)状になります。
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テルスタースプレーやパイベニカスプレー、園芸用でんぷんスプレーなどの殺虫剤を散布します。
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コナガ
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幼虫が、葉の裏について食害します。葉の表面が透けたように見えます。
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こまめに手で駆除するか、大量に発生した場合はパイベニカなどの殺虫剤を散布します。
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写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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