ミント (薄荷)

Mint     プロフィール

  シソ科ハッカ属の多年草で、学名は Mentha sp.(属の総称)。
  ヨーロッパの南部からアフリカ・アジアの温帯地域が原産です。清涼感のある香りで、古くから馴染まれています。数多くの種類があり、なかでもメントールの香りの「ペパーミント」や甘い爽やかな香りの「スペアミント」、リンゴの香りの「アップルミント」などがよく栽培されます。
  系統・品種と用途

  「ミント」は、和名では「はっか(薄荷)」と呼ばれますが、ハッカ属の総称です。それぞれの香りによって、お菓子やアイスクリームの香りづけ、ハーブティーやハープバス、ポプリなど幅広く利用されます。ただ「ミント」のなかには、摂取すると有害なものもありますので、用途を確認してから利用してください。
  栽培のポイント

  「ミント」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

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温暖地

種まき

植えつけ

収穫

 


152025

発芽適温

15-20

生育適温

15-25

栽培のポイント

  温暖な気候を好みます。耐暑性や耐寒性が強く、ほとんど放任でも生育し、どんどん広がっていきます。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.5-7.0

栽培のポイント

  ほとんど中性に近い弱酸性の用土を好みます。酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

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3

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7

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9

10

作付け間隔

0


栽培のポイント

  ほとんど連作障害はありません。それでも、できるだけ連作は避けることが賢明です。
  栽培のステップ

  「ミント」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 育苗箱にタネまき用土を入れ、ばらまきします。タネが細かいので、覆土はごく薄く掛けます。

(2) 混み合ったところは間引き、4〜5センチの間隔にします。

(3) 草丈10センチ、本葉が4〜5枚になるので育苗します。

畑の準備

(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。

(2) 畝全体をよく耕し、元肥として堆肥と油かす、化成肥料を入れてすき混みます。
  そのあと幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

植えつけ

(1) 本葉が4〜5枚くらいに育ったころに植えつけます。交雑しやすいので、他種のミントの近くに植えないようにしてください。

(2) 畝に、株間30センチの間隔で植え穴を掘り、植えつけます。
  6〜7号鉢に1株、65センチのプランターには2〜3株を植えることができます。

(3) 2〜3年に一度は、タネをまき直すか、株分けや挿し木をして更新してください。

追肥・管理

(1) 2か月に1回、固形肥料の置き肥か、2週間に1回の割合で液肥を追肥として与えます。

(2) 水切れさせないように、土の表面が乾いたら水を与えます。

(3) 地下茎を伸ばして広がりますので、適当に間引きます。
  鉢植えやプランターで栽培するときは、根詰まりをおこさないよう、毎年植え替えます。

Mint

収穫

(1) 必要な分だけ葉先を摘み取って収穫します。春から夏にかけては、整枝をかねてどんどん収穫してください。

Mint

Mint

(2) 保存するときは、つぼみが見え始めたころに、5センチくらいを残して茎ごと収穫します。陰干ししたあと、葉を密閉した容器に入れて保存します。
  おもな病害虫

  「ミント」には、ほとんど病気はありませんが、生育期間を通してよく害虫の被害をうけます。

病害虫名

症状
対策

アブラムシ類

  体長2〜4ミリの小さな虫が、新芽や茎に群がって汁を吸います。

  できるだけ農薬を使わないで、手で取り除きます。収穫しない時期であれば、パイベニカ乳剤やオレート液剤などの殺虫剤を散布します。

ハダニ類

  葉の裏に寄生して汁を吸います。被害が進むと白っぽく絣(かすり)状になります。

  できるだけ農薬を使わないで、水などで洗い流します。収穫しない時期であれば、テルスタースプレーやパイベニカスプレー、園芸用でんぷんスプレーなどの殺虫剤を散布します。

ヨトウムシ類

  昼間は株もとなどに潜み、夜に葉を食害します。

  探し出して駆除します。多発する場合には、オルトラン粒剤やオルトラン水和剤などを散布します。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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