オレガノ(花薄荷)
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プロフィール
シソ科ハナハッカ属の多年草で、学名は Origanum vulgare。
ヨーロッパから中央アジアが原産です。高さは60〜75センチになります。葉は小さな卵形で細かい毛に被われ、対生します。7月から9月ごろ、赤紫色からピンクの花を咲かせます。古代ローマでは、幸福のシンボルとされ、新郎新婦の花冠にしたそうです。和名では「はなはっか(花薄荷)」と呼ばれます。
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系統・品種と用途
「オレガノ」は、葉に芳香と苦味があり、トマトやチーズによくあうため、イタリア料理には欠かせないハーブです。
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栽培のポイント
「オレガノ」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
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気候区分
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作業
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1
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3
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4
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8
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10
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11
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温暖地 |
種まき |
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植えつけ |
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収穫 |
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気候区分
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まきどき (春|秋)
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収穫時期 (春|秋)
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寒 地 |
04/中〜06/上 |
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07/下〜10/中 |
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寒冷地 |
04/上〜05/下 |
09/上〜10/上 |
07/中〜10/中 |
04/下〜10/中 |
温暖地 |
03/下〜05/中 |
09/中〜10/中 |
07/上〜10/下 |
04/中〜10/下 |
暖 地 |
03/中〜05/上 |
09/上〜10/中 |
06/下〜10/下 |
04/上〜10/下 |
ご注意
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発芽温度は10〜30℃、生育温度は10〜30℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。
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℃
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152025
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発芽適温
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15-20
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生育適温
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15-20
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栽培のポイント
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夏は涼しくて乾燥気味、冬は温暖で多めの雨を好みます。寒さには比較的強いですが、寒地では室内の方が無難です。
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pH
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5.06.07.0
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土壌酸度
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6.0-8.0
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栽培のポイント
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中性に近い弱アルカリ性を好みます。酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
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6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
作付け間隔
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0
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栽培のポイント
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ハーブ類にはあまり連作障害はでませんが、それでも長期間同じ場所で栽培すると障害がでてきます。できるだけ連作を避けることが賢明です。
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栽培のステップ
「オレガノ」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。
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ステップ
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内容
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種まき・育苗
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(1) タネが細かいので、育苗箱にタネまき用土を入れ、タネをばらまきします。薄く覆土をして、十分に水を与えます。
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(2) 発芽したら、混み合ったところを間引き、2センチくらいの間隔にします。
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(3) 本葉が4〜5枚になるまで、育苗します。
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畑の準備
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(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100gの苦土石灰を施し、よく耕します。
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(2) 畑や花壇のときは、1平方メートルあたり2kgの完熟堆肥と30〜50gほどの有機配合肥料を施し、よく耕します。
鉢植えやプランターのときは、赤玉土小粒7、腐葉土3の割合で混ぜ、有機配合肥料を加えたものを用土とします。
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植えつけ
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(1) 本葉が4〜5枚になったころに植えつけます。
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(2) 庭植えのときは、20センチほどの株間とします。鉢植えは、5号鉢に1株が目安です。
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追肥・切り戻し
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(1) 生育状況をみながら、2か月に1回くらい、追肥として有機配合肥料を与えます。
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(2) 花の咲かない1年目は芽先を詰み、2年目は徒長した枝を間引くようにします。蒸れやすいので、混み合ってきたら切り戻すことが必要です。
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収穫
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(1) 水やりは土の表面が乾けば与えますが、乾燥気味に管理します。
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(2) 大きくなった葉を収穫します。できれば2年目から収穫した方が、株が大きくなります。
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(3) とくに開花後に収穫すると、よい香りの葉ものが得られます。また生葉よりも乾燥させた方が香りが強くなります。
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(4) 茎や葉が枯れる初冬に、株元で切り戻しをして冬越しさせます。耐寒性は比較的ありますが、株もとを敷きわらなどで被っておきます。
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おもな病害虫
「オレガノ」には、病害虫の心配はほとんどありません。
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写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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