サラダバーネット(オランダ吾木香)
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プロフィール
バラ科ワレモコウ属の常緑多年草で、学名は Sanguisorba minor。
南ヨーロッパから西アジア、北アフリカに分布しています。乾燥した地域の草地や砂礫地に生え、高さは30〜60センチになります。葉は羽状複葉で、丸い小葉には歯車のような切れ込みがあります。5月から8月ごろ、花茎を伸ばして「われもこう」に似た赤い花を咲かせます。
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系統・品種と用途
「サラダバーネット」は、葉に「きゅうり」のような香りがあり、軟らかい葉はサラダやスープ、それに酢に漬け込んだバーネットビネガーなどに利用されます。また花はドライフラワーにされます。和名では「オランダわれもこう(オランダ吾木香)」と呼ばれます。
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栽培のポイント
「サラダバーネット」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
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気候区分
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作業
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1
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3
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8
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9
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10
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11
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12
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温暖地 |
種まき |
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植えつけ |
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収穫 |
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気候区分
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まきどき (春|秋)
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収穫時期 (春|秋)
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寒 地 |
04/下〜06/上 |
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07/中〜10/下 |
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寒冷地 |
04/中〜05/下 |
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07/上〜10/下 |
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温暖地 |
04/上〜05/中 |
09/上〜10/上 |
06/中〜11/中 |
03/中〜11/中 |
暖 地 |
03/上〜05/上 |
09/中〜10/中 |
05/中〜12/上 |
03/上〜12/上 |
ご注意
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発芽温度は10〜30℃、生育温度は5〜30℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。
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℃
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152025
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発芽適温
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15-20
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生育適温
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15-20
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栽培のポイント
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耐暑性や耐寒性が強く、よく育つので栽培は容易ですが、日当たりがよく水はけのよい場所で育てます。
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pH
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5.06.07.0
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土壌酸度
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6.0-8.0
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栽培のポイント
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ほとんど中性を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
作付け間隔
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0
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栽培のポイント
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連作障害はほとんどありません。
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栽培のステップ
「サラダバーネット」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。
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ステップ
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内容
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種まき・育苗
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(1) 連結ポットや3号ポットにタネまき用土を入れ、3〜4粒をまきます。タネが隠れるくらい薄く覆土をかけ、十分に水やりします。
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(2) 発芽したら、日光によく当てて育てます。
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(3) 本葉が4枚のころまで育苗し、間引いて1〜2本立ちにします。
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畑の準備
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(1) 強い酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり50gの苦土石灰を施し、よく耕します。
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(2) 畝全体に、1平方メートルあたり1kgの完熟堆肥と60gほどの有機配合肥料を施し、よく耕します。そのあと幅90センチ、高さ10センチとほどの畝を立てます。
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植えつけ
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(1) 本葉が4枚以上に育ったころ、30センチくらいの間隔で定植します。鉢植えでは6〜7号鉢に1株を目安とします。
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(2) 長期間植え続けると、広がるとともに老化してくるので、2〜3年に1回は株分けして植え替えます。
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水やり・追肥
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(1) 乾燥した場所を好むので、庭植えの場合はほとんど水やりの必要がありません。
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(2) 生育の状態を見ながら、有機配合肥料や液肥などを少量ずつ追肥として施します。
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収穫
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(1) 若くて軟らかな葉を収穫します。
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(2) 花はドライフラワーにも利用することができます。ただ、花が咲くと葉が硬くなるので、葉を長期間収穫する場合には、花茎が伸びてきたらこまめに摘み取ります。
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(3) 秋の終わりから冬の初めにかけて、成長した地上部分を刈り取り、敷きわらで被っておきます。
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おもな病害虫
「サラダバーネット」には、比較的病気は少ないですが、生育全般にわたって害虫の被害をうけます。
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写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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