ウインターサボリー(木立薄荷)
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プロフィール
シソ科キダチハッカ属の常緑小低木で、学名は Satureja montana。
ヨーロッパ南部から北アフリカにかけて分布しています。日当たりの良いアルカリ土壌に生え、高さは30〜40センチになります。7月から10月ごろ、小さな白い花を咲かせます。和名では「きだちはっか(木立薄荷)」と呼ばれます。
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系統・品種と用途
「ウインターサボリー」は、ヨーロッパでは「豆のハーブ」と呼ばれ、快い刺激と深みのある「ペッパー」に似た香りは、ブーケ・ガルニ(香草の束)の材料のひとつにもなっています。肉や魚料理、ビネガーやオイルの香りづけにも使われます。
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栽培のポイント
「ウインターサボリー」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
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気候区分
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作業
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1
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2
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3
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4
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7
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8
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9
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10
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11
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12
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温暖地 |
種まき |
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植えつけ |
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収穫 |
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気候区分
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まきどき (春|秋)
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収穫時期 (春|秋)
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寒 地 |
04/中〜06/上 |
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07/中〜10/中 |
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寒冷地 |
04/上〜05/下 |
09/上〜10/上 |
07/上〜10/中 |
04/下〜10/中 |
温暖地 |
03/下〜05/中 |
09/中〜10/中 |
06/下〜10/下 |
04/中〜10/下 |
暖 地 |
03/中〜05/上 |
09/上〜10/中 |
06/中〜10/下 |
04/上〜10/下 |
ご注意
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発芽温度は10〜30℃、生育温度は10〜30℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。
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℃
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152025
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発芽適温
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20-25
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生育適温
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10-25
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栽培のポイント
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耐暑性や耐寒性が強く、よく育つので栽培は容易ですが、日当たりがよく水はけのよい場所で育てます。
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pH
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5.06.07.0
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土壌酸度
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6.5-7.5
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栽培のポイント
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中性に近い弱アルカリ性を好みます。酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
作付け間隔
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0
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栽培のポイント
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連作障害はほとんどありません。
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栽培のステップ
「ウインターサボリー」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。
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ステップ
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内容
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種まき・育苗
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(1) 3号ポットにタネまき用土を入れ、3〜5粒をまきます。タネが隠れるくらい薄く覆土をかけ、十分に水やりします。
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(2) 本葉が2〜3枚のころに、間引いて1本立ちにします。
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(3) 本葉が6〜7枚になるまで育苗します。
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畑の準備
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(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100gの苦土石灰を施し、よく耕します。
鉢やプランターの場合は、赤玉土小粒7に腐葉土3を混ぜ、苦土石灰を少量施しておきます。
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(2) 畝の全面に、1平方メートルあたり2〜3kgの完熟堆肥と50gほどの有機配合肥料を施し、よく耕します。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。
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植えつけ
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(1) 本葉が5〜6枚に育ったころ、20センチくらいの間隔で定植します。鉢植えでは6〜7号鉢に1株を目安とします。
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(2) 小低木ですが、2〜3年すると新芽のでかたが悪くなってくるので、2年を目途に更新します。挿し木も可能です。
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水やり・追肥
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(1) 乾燥した場所を好むので、畑や庭植えの場合はほとんど水やりの必要がありません。
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(2) 生育の状態を見ながら、有機配合肥料などを少量ずつ追肥として施します。
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収穫
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(1) 若くて軟らかな葉を収穫します。
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(2) 茂りすぎると蒸れるので、梅雨入り前に切り取りします。また真夏には、寒冷紗などを掛け、50パーセントほど遮光します。
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(3) 寒さには強いですが、株元に敷きわらや腐葉土をまいて防寒します。
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おもな病害虫
「ウインターサボリー」には、ほとんど病虫害はありません。
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写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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