
ふだんそう(普段草)


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プロフィール

アカザ科フダンソウ属の二年草で、学名は Beta vulgaris ssp. cicla var. cicla。
地中海東部から中央アジアが原産です。同じ種の系統として「さとうだいこん」があります。「ビート」や「ビーツ」、「スイスチャード」とも呼ばれ、葉や葉柄それに根茎が赤色をしています。ロシア料理のボルシチの赤い色は、この「ビーツ」の色です。野菜や糖原料、それに観賞用としても利用されます。
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系統・品種と用途

「ふだんそう」には、江戸時代の初めに渡来した在来種(小葉種)と、明治時代以降に導入された西洋種とがあります。西洋種は晩生で、葉は幅広く、茎の色もカラフルです。暑さや病気に強いため、家庭菜園向きの野菜です。油炒めや和え物、味噌汁の具などに利用します。
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栽培のポイント

「ふだんそう」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
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 気候区分
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 作業
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 1
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 温暖地 |
 種まき |
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 植えつけ |
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 収穫 |
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℃
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15 20 25
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発芽適温
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20-25
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生育適温
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15-20
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栽培のポイント
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暑さに強く、寒さにもわりと強いので、真冬を除けばいつでも栽培できます。
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pH
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5.0 6.0 7.0
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土壌酸度
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6.0-7.0
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栽培のポイント
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ほとんど中性に近い土壌を好みます。酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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 0 |
 1 |
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 9 |
 10 |

作付け間隔
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0-(1)
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栽培のポイント
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連作には比較的強いですが、できるだけ1年は休栽したほういいでしょう。
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栽培のステップ

「ふだんそう」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

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ステップ
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内容
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畑の準備
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(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。
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(2) 畝の全体に堆肥や発酵油かす、化成肥料などを施し、よく耕します。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。
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種まき
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(1) 種皮が固く、発芽抑制物質がついているので、タネをまく前に、一晩水に浸しておきます。
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(2) 畝の表面を木ぎれなどで均し、畝と直角に条間20センチ、深さ1〜2センチほどのまき溝をつけます。
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(3) タネを1センチくらいの間隔で条まきします。覆土を掛けて軽く転圧し、たっぷりと水を与えます。
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間引き・追肥
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(1) 発芽後、混み合ったところは間引きます。
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(2) 本葉が4〜5枚のころに、15センチ間隔に間引きます。
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(3) 2回目の間引きの後に、化成肥料を条間に施し、土寄せします。
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収穫
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(1) 間引きながら収穫するか、下葉からかき取って収穫します。葉は成長しすぎると堅く、アクも強くなるので、早めに収穫することが大切です。
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(2) 冬越しした株は、抽苔(とうだち)します。著しく品質が落ちますので注意してください。
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おもな病害虫

「ふだんそう」には、ナメクジやヨトウムシなどの害虫がつき、べと病や立ち枯れ病も発生します。
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病害虫名
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症状
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対策
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ナメクジ
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夜に活動して、葉を食害します。
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見つけたら駆除します。ビールに誘引されますので、コップなどを土に埋め、ビールを注いで転落させる方法もあります。
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ヨトウムシ類
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昼間は株もとなどに潜み、夜に葉を食害します。
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探し出して駆除します。多発する場合には、オルトラン粒剤やオルトラン水和剤などを散布します。
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べと病
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低温多湿時に発生し、葉に表面に不規則な黄斑ができ裏側にかびが生えます。
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通風をよくして、ダコニール1000やサンボルドーなどの殺菌剤を散布します。
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立ち枯れ病
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根や地際部が、病原菌に侵されて生育が悪くなり、やがて立ち枯れます。
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薬剤による防除ができないので、発生した株は抜き取って焼却処分にします。
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写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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