ステップ
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内容
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種まき・育苗
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(1) タネは発芽しにくいので、まく前に一晩、水に漬けておきます。
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(2) 苗床は、1平方メートルあたり100〜150gの苦土石灰で中和したあと、3kgの完熟堆肥と150gの有機配合肥料をよくすき込んでおきます。
よく均したあと、畝の直角方向に、条間10センチで深さ1センチほどのまき溝をつけ、1センチ間隔くらいに条まきします。覆土は5ミリくらい掛けるようにします。
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(3) または、育苗箱にタネまき用土を入れ、条間10センチで深さ1センチほどのまき溝をつけ、1センチ間隔くらいに条まきするか、薄くばらまきします。
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(4) 草丈が20センチくらいになるまで育苗します。必要に応じて、有機配合肥料を追肥として与えます。播種から定植ができる株になるまで、春まきで3か月、秋まきで6か月ほどかかります。
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畑の準備
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(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100〜150gの苦土石灰を施し、よく耕します。
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(2) 畝の全面に1平方メートルあたり3kgの完熟堆肥と150gの有機配合肥料をよくすき込んでおきます。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。
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植えつけ
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(1) 草丈が20センチくらいに育ったころ、根を傷めないように掘りあげます。
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(2) 条間20〜25センチ、株間10〜15センチくらいで、3条植えにします。1か所に3〜4株ずつまとめて植えつけます。
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(3) 65センチのプランターなら、株間10センチくらいに3〜4株ずつまとめて植えつけます。
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追肥・管理
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(1) 1か月に1回くらい、生育をみながら有機配合肥料を追肥として与えます。
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(2) 定植後は、3週間ごとに2〜3センチ、成長点が埋まらない程度に土寄せを2〜3回します。
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(3) 乾燥しやすい畑では、株元に敷きわらをして夏の乾燥を防ぎます。
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(4) 草勢いが弱ってきたら、古い葉や抽台した茎を刈り取り、揃いのよい新芽を出させるようにします。
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(5) 冬になると地上部は枯死しますが、これを刈り取ったあと、防寒のために完熟堆肥や腐葉土で被っておきます。
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(6) 根が混み合ってくると品質が落ちるので、3〜4年がたって株が大きくなり、根元が混み合ってきたら、株分けしてください。
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収穫
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(1) 播種の翌年から収穫できます。収穫は年に4〜5回を目安とします。
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(2) 草丈が20〜25センチになったら収穫します。地上4〜5センチのところから刈り取ります。刈り取り後はすぐに追肥して、芽生えを促します。
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(3) 夏になると、抽苔(とうだち)するので、早めに摘み取って株が弱らないようにします。抽苔した花茎と蕾は「花にら」と呼ばれ、食べることができます。
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