
すいか(西瓜)


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プロフィール

ウリ科スイカ属の一年草で、学名は Citrullus lanatus。
アフリカの中部あるいは南部が原産だと考えられています。古代エジプトでは4千年も前から栽培されていました。わが国へは江戸時代のはじめに中国から渡来したといわれています。果実はうり状果で、球形から長楕円形になります。内果皮が赤色または黄色に熟し、食用になります。
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系統・品種と用途

「すいか」は、夏には欠かせない野菜(くだもの)です。野菜の中では最も強い光を好み、生育温度も高いので、十分に暖かくなってから栽培にとりかかります。系統的には、大玉種と小玉種、黒部種、ラグビーボール種、黒皮種などがあります。ホームガーデンでは、小さめの品種が育てやすいかもしれません。
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栽培のポイント

「すいか」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
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 気候区分
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 作業
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 1
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 温暖地 |
 種まき |
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 植えつけ |
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 収穫 |
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℃
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15 20 25
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発芽適温
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25-30
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生育適温
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25-30
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栽培のポイント
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高温性のため、できるだけ保温や加温して発芽・育苗します。植えつけは、暖かくなってから行うことがポイントです。
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pH
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5.0 6.0 7.0
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土壌酸度
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5.5-6.8
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栽培のポイント
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強い酸性には弱いので、酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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 0 |
 1 |
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 3 |
 4 |
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 6 |
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 8 |
 9 |
 10 |

作付け間隔
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5-(7)
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栽培のポイント
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連作すると蔓割れ病や線虫による障害が出やすいので、いちど栽培したところでは、少なくとも5年は栽培しないようにしてください。
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栽培のステップ

「すいか」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

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ステップ
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内容
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種まき・育苗
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(1) 芽がでにくいので、一晩水につけておきます。育苗箱に条間9センチ、株間2センチほどの間隔で条まきします。覆土は1センチくらいです。寒さに弱いので、25℃程度になるように保温します。
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(2) 本葉が1枚のころ、3号ポットに移植します。夜間の気温が15℃以下にならないように保温してください。
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(3) 本葉が5〜6枚になるまで育苗します。
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畑の準備
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(1) 強い酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、よく耕します。
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(2) 条間2.5メートル、株間1メートルほどの間隔で、直径40センチ、深さ20〜30センチの穴を掘り、元肥として堆肥を5〜6にぎり、油かす大さじ3杯、化成肥料1杯を入れて埋め戻します。その上に鞍築(くらつき)として、直径50センチ、高さ15センチくらいに土を盛り上げます。
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植えつけ
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(1) 本葉が5〜6枚くらいに育ったころに植えつけます。
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(2) 鞍築(くらつき)に植え穴を掘り、根を傷めないように注意して、植えつけます。深植えにしないことが大切です。10号深鉢に1株、65センチの深プランターには2株が植えることができますが、小玉種が無難です。
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(3) 保温のために、ビニールのホットキャップで被います。頂部に少し穴を開け、乾いてきたらこの穴から潅水します。ホットキャップの高さになるまで、被覆して育てます。
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整枝・追肥
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(1) 5〜6節で摘芯し、勢いのよい子蔓を3本伸ばします。
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(2) 果実がこぶし大になったころ、ところどころに化成肥料を追肥します。多肥にすると「つるぼけ」を起こし、収穫量が減ります。また、蔓1本につき、1果が目安ですので、余分な果実は摘果します。
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(3) 気温が上がって、蔓が伸びてきたら敷きわらをします。黒色ポリフィルムでマルチングしてもかまいません。
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収穫
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(1) 小玉種は、開花から25日ほど、大玉種は、50〜55日くらいで収穫適期となります。
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(2) 果実のへたの部分が少しへこみ、表面のつやが鈍くなり、指の腹でたたくとボテボテという濁った音がしたら完熟です。
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おもな病害虫

「すいか」に発生するおもな病害虫は、つぎのようなものです。比較的、病害虫は少ないですが、連作したりすると線虫などが発生します。
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病害虫名
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症状
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対策
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アブラムシ類
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体長2〜4ミリの小さな虫が、新芽や茎に群がって汁を吸います。
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パイベニカ乳剤やオレート液剤などの殺虫剤を散布します。小面積の散布には、スプレータイプが手軽です。
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ハダニ類
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葉の裏に寄生して汁を吸います。被害が進むと白っぽく絣(かすり)状になります。
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テルスタースプレーやパイベニカスプレー、園芸用でんぷんスプレーなどの殺虫剤を散布します。
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つる割れ病
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気温が高くなったころ、日中になると葉が萎れ、そのあとに下葉からだんだんと黄色くなって枯れていきます。
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薬剤による治療は困難なので、株を抜き取って焼却します。一度、発病した場所は病原菌が5年くらい生き残るため、ウリ科やヒルガオ科を後作にしないようにします。
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炭疽病
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葉に、縁が褐色で真ん中が灰褐色の斑点ができます。茎や枝にも発生し、やがて枯れていきます。
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病気の発生した部分は早めに摘み取り、焼却します。そのあとトップジンMスプレーやダコニール1000などの殺菌剤を散布しておきます。
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おもしろ百科

「タネなしすいか」はどこへ行った

ふつうの「すいか」をコルヒチンで処理すると、「四倍体すいか」ができ、これを再びふつうの「二倍体すいか」と交配させたのが、三倍体の「タネなしすいか」です。一時は流行った「タネなしすいか」ですが、果実の品質が劣ることから姿を消してしまいました。
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写真提供: 「趣味の菜園と農業のホームページ」、「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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