アゲラタム(大かっ香薊)
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プロフィール
キク科カッコウアザミ属の一年草、多年草または亜低木で、学名は Ageratum houstonianum。
カッコウアザミ属は、メキシコからペルーにかけて30種類ほどが分布しています。高さは20〜60センチほどで、卵形から円形の葉が対生します。和名では「おおかっこうあざみ(大かっ香薊)」と呼ばれます。
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系統・品種と用途
現在、園芸用に栽培されているのは、ホウストニアヌム種を母種とする園芸品種が中心となっています。花壇や鉢植えにされますが、四季咲き性で5月から11月ごろまで咲き続けます。花色には青紫色や紫色、ピンク色、白色などがあります。
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栽培のポイント
「アゲラタム」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
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気候区分
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作業
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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8
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9
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10
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11
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12
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温暖地 |
種まき |
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植えつけ |
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花期 |
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気候区分
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まきどき (春|秋)
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収穫時期 (春|秋)
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寒 地 |
05/上〜06/中 |
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07/中〜10/中 |
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寒冷地 |
04/下〜06/上 |
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07/中〜10/中 |
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温暖地 |
04/中〜05/下 |
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07/上〜10/下 |
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暖 地 |
04/上〜05/下 |
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06/下〜10/下 |
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ご注意
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発芽温度は10〜30℃、生育温度は10〜30℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。
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℃
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152025
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発芽適温
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20-25
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生育適温
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20-25
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栽培のポイント
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温暖で日当たりがよい気候が好きです。水やりは控えめにして、乾燥気味に育てます。
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pH
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5.06.07.0
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土壌酸度
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5.5-6.0
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栽培のポイント
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水はけのよい、やや酸性の土壌を好みます。強い酸性土壌では石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
栽培間隔
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1-(2)
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栽培のポイント
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いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。
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栽培のステップ
「アゲラタム」を栽培するとき、種まきから開花期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。
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ステップ
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内容
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種まき・育苗
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(1) 発芽適温が、20〜25℃と高いので、十分暖かくなってからタネまきします。
3号ポットや連結ポットに2〜3粒ずつ蒔きます。覆土はタネが隠れるくらいごく薄く掛けます。
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(2) 発芽したら間引きして、本葉が2〜3枚のころに一本立ちにします。
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(3) 本葉が5〜6枚くらいになるまで、育苗します。
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植えつけ
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(1) 本葉が5〜6枚くらいになったら、日当たりと水はけのよい場所に、15〜25センチの株間で植えつけます。鉢植えは5号鉢に1株が目安です。
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(2) 庭植えの場合は、1平方メートルあたり完熟堆肥3kgと苦土石灰100g、有機配合肥料50gをすき込み、鉢植えの場合は、赤玉土小粒7に腐葉土3の割合で混ぜたものに緩効性肥料を加えたものを用土とします。
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生育管理
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(1) 水やりは、土の表面が乾いたら与えますが、乾き気味に管理します。
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(2) 開花中は、1か月に1回くらい液肥を施します。
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(3) 風通しが悪いと花が咲かなくなりますので、通風をよくします。
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(4) 真夏に花が途絶えたら、10センチほどを残して切り戻します。こうすると、秋に再び咲きます。
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おもな病害虫
「アゲラタム」に発生する、おもな病害虫はつぎのようなものです。
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病害虫名
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症状
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対策
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アブラムシ類
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体長2〜4ミリの小さな虫が、新芽や茎に群がって汁を吸います。
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パイベニカ乳剤やオレート液剤などの殺虫剤を散布します。
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ハダニ類
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葉の裏に寄生して汁を吸います。被害が進むと白っぽく絣(かすり)状になります。
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テルスタースプレーやパイベニカスプレー、園芸用でんぷんスプレーなどの殺虫剤を散布します。
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「アゲラタム」のQ&A
Q1:「アゲラタム」が夏になって咲かなくなりました。
A1:「アゲラタム」の開花時期は7〜10月ですが、盛夏は一時咲くのを休みます。夏の暑さにはやや弱いので、半日陰で管理します。株を切り戻すと、秋からまた咲き始めます。また、夏の好天続きで栄養成長が続き、花芽のつきが遅れていることも考えられます。肥料を少し控えめにしてみてください。
Q2:「アゲラタム」の葉が茂っているのに花が咲きません。
A2:「アゲラタム」の葉が茂っているのに、花が咲かないのは、窒素肥料の過多だと思われます。肥料と水やりを控えて育てれば、これから花が咲いていくはずです。肥料は、ほかの草花より少なめ、1平方メートルあたり有機配合肥料50g(2握り)が目安です。
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写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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