あい (藍)





    プロフィール

  タデ科イヌタデ属の一年草で、学名は Persicaria tinctoria。

  東南アジアから中国が原産です。わが国へは飛鳥時代に渡来し、染料植物として栽培されてきました。よく分枝して、高さは50〜70センチになります。葉は広披針形で互生します。葉は藍色染料の原料のほか、漢方では、解熱剤や殺菌剤としても用いられます。葉を乾燥して焙煎するとハーブティーになります。別名で「たであい(蓼藍)」とも呼ばれます。
  系統・品種と用途

  「あい(たであい)」にもさまざまな品種があります。小上粉(こじょうこ)や百貫(ひゃっかん)、両面平張、赤茎小千本、上粉百貫、るりこん千本、じゃんぎり、青茎小千本などです。
  「あい(藍)」の葉は藍色染料の原料として知られていますが、家庭でも生葉染め(なまばぞめ)なら容易にすることができます。また葉を乾燥して焙煎するとハーブティーになりますが、これにはプアール茶を思わせるような深い旨味があります。
  栽培のポイント

  「 あい」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

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5

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7

8

9

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11

12

温暖地

種まき

植えつけ

収穫


気候区分

まきどき (春|秋)

収穫時期 (春|秋)
寒 地 04/中〜05/中   08/上〜09/上  
寒冷地 04/上〜05/上   07/下〜08/下  
温暖地 03/中〜04/中   07/中〜08/中  
暖 地 03/上〜04/上   07/下〜08/下  

ご注意

  発芽温度は10〜30℃、生育温度は5〜35℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。

 


152025

発芽適温

18-25

生育適温

10-30

栽培のポイント

  丈夫で育てやすい作物ですが、日光がよく当たり、風通しと排水のよい環境を好みます。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.0-7.0

栽培のポイント

  中性に近い弱酸性を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

2

3

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5

6

7

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9

10

作付け間隔

2-(3)


栽培のポイント

  長期間同じ場所で栽培すると障害がでてきます。できるだけ連作を避けることが賢明です。
  栽培のステップ

  「あい」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 連結ポットや3号ポットにタネを5〜6粒、間隔をあけてまきます。覆土は薄く、5ミリ程度にします。乾燥しないよう水やりをしてください。








(2) 本葉が2〜3枚のころまでに、間引いて1〜2本立てにします。

(5) 本葉が5〜6枚のころまで育苗します。

畑の準備

(1) 強い酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに1平方メートルあたり苦土石灰100gを施し、よく耕します。




(2) 畝の全体に、元肥として1平方メートルあたり2〜3kgの完熟堆肥と100gの有機配合肥料を入れてよく耕します。そのあと幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

(3) 鉢植えやプランターなどの用土は、赤玉土小粒6と腐葉土4を混ぜ合わせたものに、有機配合肥料を加えます。

植えつけ

(1) 本葉が5〜6枚くらいに育ったころに植えつけます。小さい時は茎が折れやすいので、2〜3株ずつ植えます。




(2) 畝に、条間45センチ、株間30〜40センチの間隔で植え穴を掘り、根を傷めないように注意して植えつけます。
  8号鉢に2〜3株、65センチのプランターには2〜3株ずつ2か所植えることができます。

追肥
支柱立て

(1) 生育期には、月に1回くらいの割合で、液肥や有機配合肥料などを与えます。






(2) 草丈が高くなって倒伏するようになったら、周囲に支柱を立てて固定してください。

収穫

(1) 草丈が50〜60センチになったら、一回目の収穫です。地面から10センチくらいのところで刈り取ってください。刈り取った後は、追肥をしておきます。






(2) 再び草丈が50〜60センチになったら、2回目の収穫です。刈り取った後は、追肥をしておきます。

(3) 9月ごろになったら、開花します。花を咲かせてしまうと、3回目の収穫ができないので、花は早めに摘み取ることが重要です。
  おもな病害虫

  「あい」には、病気はほとんどありませんが、アブラムシやヨトウムシといった害虫の被害を受けやすい作物です。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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