ディコンドラ(葵苔)

    プロフィール

  ヒルガオ科アオイゴケ属の常緑多年草で、学名は Dichondra micrantha。
  わが国の南西部および朝鮮半島や中国に分布しています。山地の草地や道ばたなどに生え、高さは5〜10センチになります。毛の多い茎が這って広がります。葉は灰緑色で円形から腎形です。花は小さな白色または緑がかった白色で、直径は2〜3ミリ、4月から8月に咲きます。果実は丸い2分果です。和名では「あおいごけ(葵苔)」と呼ばれ、庭園のグランドカバーや緑肥植物に利用されます。
  系統・品種と用途

  「ディコンドラ」には本種のほかに、シルバー葉の「ディコンドラ・アルゲンテア」があります。本種が日当たりの良い場所から半日陰の場所に適していて、多湿な土壌でよく育つのに対して、「ディコンドラ・アルゲンテア」は日当たりの良い乾燥気味の場所が適しています。
  栽培のポイント

  「ディコンドラ」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。グランドカバーとしては暖地型ですので、冬季に地面が凍らないところでないと、越冬は難しいです。

気候区分

作業

1

2

3

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5

6

7

8

9

10

11

12

温暖地

種まき

植えつけ

観賞時期

(在来系)

気候区分

まきどき (春|秋)

観賞時期 (春|秋)
寒 地 05/下〜06/下   07/下〜11/上  
寒冷地 05/中〜07/上   07/中〜11/中  
温暖地 05/上〜07/中   04/上〜11/下  
暖 地 04/中〜07/中   04/上〜11/下  

ご注意

  発芽温度は18〜30℃、生育温度は10〜30℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。

 


152025

発芽適温

20-24

生育適温

15-25

栽培のポイント

  日当たりの良い場所から半日陰の場所が適していて、多湿な土壌でよく育ちます。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.0-7.5

栽培のポイント

  中性に近い土壌を好みます。酸性土壌では石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

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7

8

9

10

栽培間隔

0-(1)


栽培のポイント

  連作障害はありませんが、3〜4年以上、同じところで栽培していると、生育か悪くなることがあります。
  栽培のステップ

  「ディコンドラ」を栽培するとき、種まきから観賞時期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 発芽適温が20℃前後と高いので、十分暖かくなってからタネまきします。
  育苗ポットタネまき用土を知れ、タネを4〜5粒ずつまきます。覆土は1センチくらいです。














(2) 発芽するまでは半日陰で管理して、水やりをかかさず、乾かないようにします。発芽したら日当たりのよい場所に移動します。
  本葉がでたら、2〜3株になるように間引きます。

(3) 本葉が2〜3枚になったら、そのまま3号ポットに鉢上げし、ポットに根が回るまで育苗します。

植えつけ

(1) ポットに根が回ったころ、25〜30センチの間隔で植えつけるか、65センチのプランターに3株を目安に植えつけます。






(2) 庭植えの場合は、植え付けの2週間以上前に、1平方メートルあたり苦土石灰100gと完熟堆肥3〜4kg、有機配合肥料50〜60gをすき込んでおきます。




(3) プランターの場合は、赤玉土小粒6に腐葉土3、パーライト1の割合で混ぜたものに有機配合肥料を加えたものを用土とします。

生育管理

(1) 水やりは、土の表面が乾いたら与えます。水切れは禁物です。






(2) 茎が長く伸びすぎたら、適宜切り戻します。生育の良い状況なら年に2〜3回切り戻します。

(3) 生育時期に、必要に応じて液肥を追肥として与えます。

(4) 暖地や温暖地では、そのまま冬越しできると思います。寒冷地では冬季になると地上部は枯れますが、根は凍らなければ生き続けます。腐葉土や完熟堆肥でマルチングをして冬越ししてください。
  おもな病害虫

  「ディコンドラ」は、基本的に病害虫に強く手間のかからない植物ですが、高温多湿期には蒸れによる「灰色かび病」や「根腐れ」、乾燥期には「アブラムシ」や「カイガラムシ」が発生することがあります。
  画像提供: ボタニックガーデン  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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