
グラジオラス(オランダ菖蒲)


|




|
|
プロフィール

アヤメ科グラジオラス属の多年草で、学名は Gladiolus hybridus。

南アフリカが原産です。ふつう目にするのはすべて交配種で1000種類を越えるといわれます。19世紀の中頃から改良が始まり、とくに1940年以降イギリスやオランダで改良されたものが、現在の主な品種の流れとなっています。またこの20年間では、アメリカの改良品種が目立って出回るようになりました。花期は6月から9月ごろ。別名で「オランダあやめ(オランダ菖蒲)」とも呼ばれます。
|
|
 |
系統・品種と用途

「グラジオラス」は、冬季に成長する春咲き系統と、夏季に成長する夏咲き系統に大別されます。ふつう「グラジオラス」といえば夏咲きの系統をさし、この系統はさらに高性、大輪のグランディフローラ系と、草丈が低く小輪系のピクシオーラ系(ミニグラジオラス)に分かれます。一方、春咲き系統は「春咲きグラジオラス」と呼んで区別していて、花が小さく、葉や茎も細いのが特徴です。
|
|
 |
栽培のポイント

「グラジオラス」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、球茎レッテルに記載されている内容をよく確認してください。
|
|
 |
 気候区分
|
 作業
|
 1
|
 2
|
 3
|
 4
|
 5
|
 6
|
 7
|
 8
|
 9
|
 10
|
 11
|
 12
|
 温暖地 |
 植えつけ |
  |
 開花 |
 
|
|
 |
 気候区分
|
 植えつけ (春|秋)
|
 開花時期 (春|秋)
|
| 寒 地 |
05/中〜06/下 |
|
08/上〜09/下 |
|
| 寒冷地 |
04/下〜06/上 |
|
07/中〜09/上 |
|
| 温暖地 |
04/上〜05/中 |
|
06/下〜08/中 |
|
| 暖 地 |
03/中〜04/下 |
|
06/中〜07/下 |
|

ご注意
|

グラジオラスは13℃以上の気温になってから芽が出るので、十分に暖かくなってから植えつけます。
|
|
 |

|

℃
|

10 15 20
|

萌芽適温
|

15-25
|

|

生育適温
|

15-25
|

|

栽培のポイント
|

暑さには比較的強く、寒さには弱い性質です。また強い日射を好み、一日6時間以上の直射日光が当たるところで栽培するのが必要です。
|
|
 |

|

pH
|

5.0 6.0 7.0
|

土壌酸度
|

6.0-7.0
|

|

栽培のポイント
|

水はけのよい、中性に近い弱酸性を好みます。強い酸性土壌では石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
|
|
 |

|

年
|
 0 |
 1 |
 2 |
 3 |
 4 |
 5 |
 6 |
 7 |
 8 |
 9 |
 10 |

栽培間隔
|

3-(4)
|


|

栽培のポイント
|

連作障害がでますので、いちど栽培した場所では、少なくとも3年は栽培しないようにしてください。
|
|
 |
栽培のステップ

「グラジオラス」を栽培するとき、植えつけから開花期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

|
|
 |
|

ステップ
|

内容
|

花壇の準備
|

(1) 花壇を20センチ以上深く掘りあげ、1平方メートルあたり100〜150gの苦土石灰と2〜3kgの完熟堆肥、それに60gの有機配合肥料をよく混ぜ、埋め戻します。
|

 

|

(2) 鉢やプランターの場合は、草花用培養土:7にバーク堆肥:2、牛ふん堆肥:1、それに苦土石灰少量を混ぜて栽培用土とします。
|

植えつけ
|

(1) 地温が十分に上がってから、球茎を植え付けます。準備した花壇を、15センチほど掘りあげ、表面を均して、15〜20センチ間隔に球根を並べます。さらに掘りあげた土で、覆土を掛けます。覆土の厚さとしては、7〜10センチとなります。
深く植える理由は、新芽の基部から出る牽引根の働きをよくするためです。
|

 

 

|

(2) 6〜7号鉢で2〜3球が目安となります。65センチプランターでは、5〜10球が目安です。ふつう覆土の厚さは7〜8センチです。
|

(3) 深植えは倒伏を防ぎ、浅植えは早咲きになる傾向があります。植え付け後、十分に水やりをします。
|

生育管理
|

(1) 萌芽すると芽が2〜3個立ちますが、大輪種の場合は、早めに太くて元気のよい株を残して、摘み取るようにします。
|

 

 

 

 

|

(2) 本葉が3枚になったころに、有機配合肥料を60gほど追肥として施します。
|

(3) 草丈が大きくなると倒れやすくなりますので、葉が5〜6枚出たら支柱を立てて誘引してください。
|

(4) 花が終わったら、結実しないように花穂の一番下で切り取ります。
|

(5) 寒さに弱いため、秋に葉が枯れてきたら株を掘り上げます。日陰で乾燥させ、よく乾いたら茎葉を切り取り、大きな球根と周りについている小さな球茎(木子)を分けます。冬季は、室内で5℃以上にして保管します。
|
|
 |
おもな病害虫

「グラジオラス」には、赤ダニやスリップス(アザミウマ)、ナメクジやカタツムリなどの食害があります。また連作するとフザリウム腐敗病が発生することがあります。
|
|
 |
|
写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
|
|
[Home]
|



大地の歓びをつたえ、ホームガーデンとともに


|