
ひなげし (雛罌粟)


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プロフィール

ケシ科ケシ属の一年草で、学名は Papaver rhoeas。
ヨーロッパからユーラシア、北アメリカあたりが原産だと考えられています。旧世界では、古い時代から農業と密接な関連があります。耕作地や湿り気のある場所に生え、高さは15〜60センチになります。葉は羽状に切れ込み、根生します。晩春から初夏にかけて、4弁花を咲かせます。花色は鮮赤色やピンク色、白色などで、ふつう真ん中に黒色の斑があります。
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系統・品種と用途

「ひなげし」は、別名で「ぐびじんそう(虞美人草)」とも呼ばれます。八重咲き品種もあり、晩春から夏の花壇を彩ります。「ひなげし」から作出された園芸品種は「シャーレーポピー」とも呼ばれます。(「シャーレーポピー」は、イギリスのコーンウォール州シャーレーに住んでいた牧師、レヴァレンド・ウィルクスによって育成されました。)
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栽培のポイント

「ひなげし」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
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 気候区分
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 作業
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 1
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 2
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 3
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 4
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 5
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 6
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 7
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 8
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 9
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 10
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 11
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 12
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 温暖地 |
 種まき |
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 植えつけ |
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 花期 |
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 気候区分
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 まきどき (春|秋)
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 開花時期 (春|秋)
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| 寒 地 |
04/上〜05/上 |
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06/上〜07/中 |
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| 寒冷地 |
03/下〜04/下 |
08/下〜10/中 |
05/下〜07/上 |
05/上〜06/下 |
| 温暖地 |
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09/上〜10/下 |
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04/下〜06/中 |
| 暖 地 |
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09/中〜11/上 |
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04/中〜06/上 |

ご注意
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発芽温度は10〜25℃、生育温度は5〜30℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。
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℃
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15 20 25
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発芽適温
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15-20
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生育適温
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15-25
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栽培のポイント
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日当たりの良い場所を好みますが、明るい半日陰でも花を楽しめます。
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pH
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5.0 6.0 7.0
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土壌酸度
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6.0-8.0
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栽培のポイント
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水はけのよい、中性に近い弱アルカリ性を好みます。酸性土壌では石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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 0 |
 1 |
 2 |
 3 |
 4 |
 5 |
 6 |
 7 |
 8 |
 9 |
 10 |

栽培間隔
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1-(2)
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栽培のポイント
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いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。
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栽培のステップ

「ひなげし」を栽培するとき、種まきから開花期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

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ステップ
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内容
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種まき・育苗
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(1) 3号ポットや連結ポットにタネまき用土を入れ、3〜5粒をばらまきします。タネが細かいので覆土は掛けないようにします。水やりはごく静かに行うか、底面吸水とします。
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(2) 発芽したら間引きをして、本葉が5〜6枚のころに1本立ちにします。
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(3) 連結ポットや育苗箱で発芽させたときは、本葉が5〜6枚のころに3号ポットに鉢上げします。
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植えつけ
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(1) 庭植えの場合は、1平方メートルあたり完熟堆肥5kgと苦土石灰100〜200g、有機配合肥料30gなどをすき込みます。
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(2) 鉢植えの場合は、赤玉土小粒7に腐葉土3の割合で混ぜたものに緩効性肥料を加えて用土とします。
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(3) 本葉が8枚くらいになったら、日当たりと水はけのよい場所に、根鉢を崩さないように株間20センチで植えつけます。鉢植えでは、6号鉢に2株が目安です。
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生育管理
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(1) 基本的に肥料は控えめに育て、元肥だけで大丈夫です。春の開花期の前に、有機固形肥料の置き肥を与えてもかまいません。
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(2) 土が乾いてきたら、たっぷりと水やりをしますが、乾き気味に管理します。
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(3) 耐寒性は強いですが、霜よけしたほうが傷みません。
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(4) 花がらは早めに摘み取り、株への負担を減らします。
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おもな病害虫

「ひなげし」には、あまり病害虫がありませんが、時おりつぎのようなものが発生します。
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病害虫名
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症状
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対策
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アブラムシ類
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体長2〜4ミリの小さな虫が、新芽や茎に群がって汁を吸います。
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パイベニカ乳剤やオレート液剤などの殺虫剤を散布します。小面積の散布には、スプレータイプが手軽です。
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灰色かび病
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低温多湿時に発生します。花やつぼみ、茎葉などに灰色のかびが生えます。
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繁殖力が強いので、早めに発生した部位を取り除き、焼却します。そのあとベンレート水和剤やトップジンMゾル、ダコニール1000などを散布します。
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写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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