こだらかそう(子宝草)






    プロフィール

  ベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属の常緑多年草で、学名は Kalanchoe x crenatodaigremontianum。

  「こちょうのまい(胡蝶の舞)」と「こだからべんけい(子宝弁慶)」との交配種です。茎は直立して分枝せず、高さは1メートルほどになります。葉は長三角形で肉厚、先端は少し丸みを帯びます。葉の周縁の鋸歯の先端に不定芽が着き、これから新しい株ができます。また冬には茎頂より花茎を伸ばし、淡桃色の花が咲かせます。花は筒状花で、雄しべや雌しべが花冠から突き出します。
  系統・品種と用途

  「こだからそう」は多肉植物で、よくあるカランコエの仲間です。乾燥に強く、とても丈夫で育てやすい植物で、葉の縁にたくさんの子株ができる姿が特徴的です。
  栽培のポイント

  「こだからそう」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。「こだからそう」はふつう小苗で販売されています。ここでは、子株(不定芽)からの栽培を紹介しています。

気候区分

作業

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温暖地

植えつけ

開花
 (2〜3年後)

気候区分

植えつけ (春|秋)

開花時期 (春|秋)
寒 地 04/下〜06/中 08/中〜10/上    
寒冷地 04/中〜06/上 08/下〜10/中    
温暖地 04/上〜05/下 09/上〜10/下    
暖 地 03/下〜05/中 09/中〜11/上    

ご注意

  生育タイプは夏型。暑さ、寒さも含めてとても丈夫です。ただ非耐寒性なので、0℃以下にはならないように管理します。

 


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発根適温

20-25

生育適温

20-25

栽培のポイント

  0〜35℃の範囲で生存できます。直射日光を好み、光量が足りないと徒長します。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.0-7.0

栽培のポイント

  水はけのよい、中性に近い弱酸性を好みます。強い酸性土壌では石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


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栽培間隔

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栽培のポイント

  連作障害はほとんど起きません。ただ植え替えしないと根が詰まって成長が止まったり、下葉が枯れ落ちたりします。
  栽培のステップ

  「こだからそう」を栽培するとき、植えつけから開花期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

プランターの準備

(1) 鉢やプランターの場合は、草花用培養土:7に鹿沼土:2、バーミキュライト:1、それに苦土石灰少量を混ぜて栽培用土とします。




植えつけ

(1) 少し発根した子株(無性芽)を、用土の表面に置きます。株間は7〜8センチにします。










(2) 土が乾いてから葉にかからないように水やりします。水を与えすぎると根腐れすることがあるので注意してください。

(3) 葉が混み合うまで育苗します。

生育管理

(1) ある程度大きくなったら、別のプランターや鉢に植え替えします。株の大きさに対して大きすぎない鉢に植えるようにします。


























(2) 初春から晩秋まで成長しますが、日照が足りないと徒長しやすく、葉が大きくならなかったり、貧弱な株になってしまいます。日当たりのよい場所で管理してください。

(3) 生育する春から秋は、土がしっかりと乾いたところで、たっぷりと水を与えます。また生育が休止している期間は、水やりを控えめにします。

(4) それほど肥料を必要としない植物なので、元気が無くなってきたときに与える程度にします。

(5) 耐寒性はあまりないので、霜に当たると枯れてしまいます。冬は霜が当たらない軒下や霜よけの下に置いたり、寒冷地では室内に取り込んで置くようにします。

(6) 株がある程度成熟すると葉の先に子株が発生します。その子株は葉についたまま発根し、自然に落下し土に根を張っていきます。子株は成長力が非常に高いため、放置すると根詰まりや蒸れの原因となるので、不要な子株は取り除くようにします。

(7) 植えつけから2〜3年が経過し、株が十分に成長すると、冬から春にかけて花を咲かせます。花が咲くと株自体が枯れることが多いようです。
  おもな病害虫

  「こだからそう」は、過湿や日照不足で、根腐れや葉の黄変、萎凋病、軟腐病、真菌による斑点病などの病気に罹ることがあります。
  またアブラムシやカイガラムシがつくなどの虫害もあります。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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