レウイシア(岩花火)





    プロフィール

  スベリヒユ科レウイシア属の多年草で、学名は Lewisia cotyledon。英名は Siskiyou lewisia。

  「レウイシア」は、北アメリカのロッキー山脈周辺に19種が分布しています。本種は、北アメリカの西部、カナダのブリティッシュコロンビア州からアメリカのカリフォルニア州にかけて分布しています。早春にロゼットから赤緑色の葉をつけ、中心部から花茎を伸ばして、5月から6月ごろ、白色やピンク色、橙色などの花を咲かせます。その後、根を残して葉は枯れます。和名では「いわはなび(岩花火)」と呼ばれます。
  系統・品種と用途

  「レウイシア」は、冷涼な気候を好む高山植物で、わが国のような高温多湿の夏は苦手なので、一年草として扱われることもあります。また、園芸品種も多く作出されていて、なかでも「エリーゼシリーズ(cv. Elise)」は、開花に低温を必要としない品種です。
  栽培のポイント

  「レウイシア」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

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温暖地

種まき

植えつけ

花期






気候区分

まきどき (春|秋)

開花時期 (春|秋)
寒 地 03/下〜04/下 08/下〜09/下 08/下〜11/上 05/中〜06/下
寒冷地 03/中〜04/中 09/上〜10/上 08/中〜11/中 05/上〜06/中
温暖地 03/上〜04/上 09/中〜10/中 08/上〜11/下 04/下〜06/上
暖 地 02/下〜03/下 09/下〜10/下 07/下〜11/下 04/中〜06/中

ご注意

  発芽温度は12〜25℃、生育温度は5〜25℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。

 


152025

発芽適温

18-22

生育適温

13-17

栽培のポイント

  冷涼な気候を好みます。寒さには非常に強いですが、暖地での夏越しは難しいようです。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

5.5-6.5

栽培のポイント

  水はけのよい、弱酸性の土壌を好みます。サボテンや観葉植物の土を利用して栽培するのが簡単です。

 


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栽培間隔

0-(1)


栽培のポイント

  多年草ですが、植え続けると生育が不良になってきます。株分けするなどして植え替えた方が賢明です。
  栽培のステップ

  「レウイシア」を栽培するとき、種まきから開花期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 発芽率を上げるため、タネを湿式低温処理します。タネを湿ったペーパーに挟み、3週間ほど例底のチルド室に入れておきます。














(2) 連結ポットや育苗箱にタネまき用土を入れ、タネをバラまきします。好光性なので、覆土はごく薄くします。

(3) 本葉が4〜5枚のころに、3号ポットに鉢上げして育苗します。根を傷めないように注意してください。

植えつけ

(1) プランターや鉢の場合は、パミス(軽石):9に腐葉土:1を混ぜたものを基本用土とします。市販のサボテンの土や観葉植物の土を利用しても構いません。




(2) 3号ポットの中で根が回るようになったら、プランターに株間15〜25センチで植えつけるか、5号鉢に1株を目安に植えつけます。




(3) 苗で購入したときは、かなり水もちのよい用土で植えられているので、古い用土を落とし、新しい用土で植えつけるようにします。

生育管理

(1) 日当たりを好むので、風通しのよい明るい場所で管理します。ただし、暑さを嫌うので、夏の間は寒冷紗で30〜50%の遮光をしてください。






(2) また多湿を嫌うので、乾かし気味に管理します。

(3) 冬期は、風を除けるためにグリーンハウスや室内などに取り込みます。

(4) 水やりは、葉に水がかかると痛んで腐りやすくなるので、葉にかけないように注意します。
  おもな病害虫

  「レウイシア」は、多湿による軟腐病と根腐れに注意してください。また、アブラムシやナメクジ、ヨトウムシなどの害虫がつくことがあります。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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