ネモフィラ(瑠璃唐草)
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プロフィール
ハゼリソウ科ネモフィラ属の一年草で、学名は Nemophila menziesii。
アメリカのオレゴン州中部からカリフォルニア州南部が原産です。草地の日陰あるいは半日陰に生え、高さは20〜25センチになります。よく分枝します。葉は長楕円形で対生し、羽状に分裂します。3月から5月ごろ、淡青色で真ん中に白いぼかしがはいった花を咲かせます。和名は、葉のかたちが唐草模様に似ていることから「るりからくさ(瑠璃唐草)」。
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系統・品種と用途
「ネモフィラ」には、爽やかな青花で咽部が白色のメンジェシー種のほかに、白い花弁の先端に紫色の斑が入るマクランタ種があります。地面を被うように広がり、春の花壇を彩ります。
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栽培のポイント
「ネモフィラ」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
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気候区分
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作業
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1
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2
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3
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4
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6
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8
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9
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10
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11
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12
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温暖地 |
種まき |
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植えつけ |
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花期 |
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気候区分
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まきどき (春|秋)
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開花時期 (春|秋)
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寒 地 |
03/下〜04/下 |
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06/上〜07/下 |
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寒冷地 |
03/中〜04/中 |
09/上〜10/下 |
05/下〜07/中 |
04/中〜06/上 |
温暖地 |
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09/上〜11/上 |
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04/上〜05/下 |
暖 地 |
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09/中〜11/中 |
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03/上〜05/中 |
ご注意
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発芽温度は10〜25℃、生育温度は5〜25℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。
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℃
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152025
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発芽適温
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15-20
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生育適温
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10-20
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栽培のポイント
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耐寒性はありますが、暑さには極めて弱い植物です。
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pH
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5.06.07.0
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土壌酸度
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6.0-8.0
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栽培のポイント
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水はけのよい、中性の土壌を好みます。酸性土壌では石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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0 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
栽培間隔
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0-(1)
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栽培のポイント
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ほとんど連作障害は見られません。
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栽培のステップ
「ネモフィラ」を栽培するとき、種まきから開花期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。
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ステップ
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内容
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種まき・育苗
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(1) 連結ポットや3号ポットにタネまき用土を入れ、3〜5粒をばらまきします。好光性のため覆土は掛けないで軽く抑えます。発芽までは乾燥させないようにしてください。
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(2) 発芽したら間引きをして、本葉が4〜5枚のころに1本立ちにします。
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植えつけ
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(1) 庭植えの場合は、1平方メートルあたり完熟堆肥3kgと苦土石灰100g、それに有機配合肥料30〜50gなどをすき込みます。
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(2) 鉢植えの場合は、赤玉土小粒7に腐葉土3の割合で混ぜたものに緩効性肥料を加えて用土とします。
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(2) 本葉が4〜5枚くらいになったら、日当たりと水はけのよい場所に、株間20センチくらいに植えつけます。鉢植えでは、6号鉢に3株が目安です。
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生育管理
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(1) 痩せ地でも育つので、元肥だけで大丈夫です。春の開花期の前に、有機配合肥料の置き肥を与えてもかまいません。
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(2) 水をやりすぎると、茎葉が徒長したり蒸れたりすることがあります。乾き気味に管理してください。
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(3) 耐寒性は強いですが、霜よけしたほうが傷みません。
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(4) 風通しが悪いと、アブラムシがつきやすいので注意が必要です。
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(5)
○開花上: Nemophila menziesii 'Insignis Blue'
○開花中: Nemophila menziesii 'Snowstorm'
○開花下: Nemophila maculata
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おもな病害虫
「ネモフィラ」には、とくに病気はありません。春になるとアブラムシがよくつきます。
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病害虫名
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症状
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対策
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アブラムシ類
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体長2〜4ミリの小さな虫が、新芽や茎に群がって汁を吸います。
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パイベニカ乳剤やオレート液剤などの殺虫剤を散布します。小面積の散布には、スプレータイプが手軽です。
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「ネモフィラ」のQ&A
Q1:「ネモフィラ」の葉に白色や黒色の斑点があります。
A1:「ネモフィラ」の葉に白色や黒色の斑点がでるのは、どちらも品種の特徴で、生理的なものです。病気ではありません。
Q2:「ネモフィラ」は切り戻して花が咲きますか。
A2:「ネモフィラ」は切り戻しをしても、その下から再度芽が出て、花が咲くことはありません。
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写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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