
しゃくやく(芍薬)


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プロフィール

ボタン科ボタン属の多年草で、学名は Paeonia lactiflora。

中国から東シベリア、朝鮮半島が原産です。わが国へは、奈良時代に渡来しました。「ぼたん(牡丹)」と近縁の植物ですが、この「しゃくやく」は草本です。古くから薬草として栽培され、その後、観賞用として盛んに改良されてきました。5月ごろ、紅色や薄紅色、白色の花を枝先に咲かせます。根茎は漢方で鎮痛に用いられます。
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系統・品種と用途

「しゃくやく」には、大別するとわが国で改良された「和芍薬」と、ヨーロッパで改良された「洋芍薬」があります。また花の形によって、「一重咲き」や「八重咲き」、「翁咲き」、「バラ咲き」などがあります。
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栽培のポイント

「しゃくやく」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、記載されている内容をよく確認してください。
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 気候区分
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 作業
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 1
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 2
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 3
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 4
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 5
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 6
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 7
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 8
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 9
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 10
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 11
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 12
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 温暖地 |
 植えつけ |
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 開花 |
 
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 気候区分
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 植えどき
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 開花時期
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| 寒 地 |
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09/下〜10/下 |
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06/上〜06/下 |
| 寒冷地 |
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09/下〜10/下 |
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05/下〜06/中 |
| 温暖地 |
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10/上〜11/上 |
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05/中〜06/上 |
| 暖 地 |
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10/上〜11/上 |
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05/上〜05/下 |

ご注意
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耐寒性があり、寒冷地から暖地まで幅広く適応する多年草です。日当たりと風通しの良い環境を好み、特に初夏の高温多湿は苦手です。
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℃
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15 20 25
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萌芽適温
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15-21
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生育適温
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15-21
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栽培のポイント
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冷涼な気候を好みます。寒さには強く、どこでもよく越冬します。ただ、29℃以上になると生育が悪くなります。
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pH
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5.0 6.0 7.0
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土壌酸度
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5.5-6.5
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栽培のポイント
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弱酸性から中性の土壌を好みます。酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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 0 |
 1 |
 2 |
 3 |
 4 |
 5 |
 6 |
 7 |
 8 |
 9 |
 10 |

作付け間隔
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3-(5)
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栽培のポイント
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連作障害がでやすいので、いちど栽培したところでは、少なくとも3年は栽培しないようにしてください。
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栽培のステップ

「しゃくやく」を栽培するとき、植えつけから開花までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

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ステップ
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内容
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畑の準備
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(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり150gの苦土石灰を施し、よく耕しておきます。
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(2) 根が深くまで伸びるので、30センチほど深く耕します。元肥として1平方メートルあたり完熟堆肥3kgと、有機配合肥料100gをよくすき混み、幅90センチ、高さ20センチほどの畝を立てます。
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植えつけ
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(1) 条間45センチ、株間50センチに、植え穴をチドリに開けます。
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(2) 新芽が数個ついている方を上にして植えつけます。そのとき覆土は5センチほどにします。
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管理・追肥
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(1) 寒さには強いですが、冬の来る前に、完熟堆肥や腐葉土などでマルチングしておきます。
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(2) 春になって芽がでてきたら、1平方メートルあたり有機配合肥料100gを芽出し肥えとして施します。
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(3) 土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。特に開花期や夏場は乾燥に注意してください。草丈が高くなるようでしたら、低い支柱で周囲を囲うように縄張りします。
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(4) 花が終わったら早めに摘み取り、病気を防ぎます。また花後にはお礼肥えを施してください。
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(5) 葉が枯れたら、地上部を刈り取ります。そのあと苦土石灰や有機配合肥料を追肥として施し、完熟堆肥や腐葉土などでマルチングしておきます。
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ステップ
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内容
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管理・追肥
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(1) 春になって芽がでてきたら、1平方メートルあたり有機配合肥料100gを芽出し肥えとして施します。
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(2) 土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。特に開花期や夏場は乾燥に注意してください。草丈が高くなるようでしたら、低い支柱で周囲を囲うように縄張りします。
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管理
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(1) 花が終わったら早めに摘み取り、病気を防ぎます。また花後にはお礼肥えを施してください。
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(2) 葉が枯れたら、地上部を刈り取ります。そのあと苦土石灰や有機配合肥料を追肥として施し、完熟堆肥や腐葉土などでマルチングしておきます。
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(3) 地植えでも5〜10年経って花つきが悪くなったら、株分けを兼ねて植え替えを行ってください。
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(4) 写真右上は、栽培2年目
右中は、栽培3年目
右下は、栽培4年目
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おもな病害虫

「しゃくやく」には、アブラムシ、ヨトウムシ、ネコブセンチュウ、コウモリガの幼虫などの食害があります。また、うどんこ病や灰色かび病、葉枯れ病などがあります。
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写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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