たちあおい (立葵)





プロフィール

アオイ科タチアオイ属の多年草で、学名は Alcea rosea。

西アジアから中国にかけてが原産です。わが国へは室町時代に渡来しました。名前のとおり、茎は直立して高さは2~3メートルほどになります。5月から8月ごろ、穂状についた花が下から咲きあがります。花は一重や八重咲き、赤色や白色、ピンク色などと多彩です。古くから薬草として知られています。
系統・品種と用途

草丈60~70センチの八重咲き矮性品種の「マジョレット・グループ(Majorette Group)」や草丈150センチほどになり八重咲きの「サマーカーニバル・グループ(Summer Carnival Group)」、黒色で一重咲きの「ニグラ(Nigra)」などの品種があります。
栽培のポイント

「たちあおい」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

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11

12

温暖地

種まき

植えつけ

花期

(S)

(F)


気候区分

まきどき (春|秋)

開花時期 (春|秋)
寒 地 04/上~05/下 08/中~10/中 08/上~09/下 07/上~08/下
寒冷地 03/下~05/下 08/下~10/中 07/下~09/下 06/下~08/中
温暖地 03/中~05/下 09/上~10/下 07/中~09/中 06/中~08/中
暖 地 03/上~05/上 09/中~11/中 07/上~08/下 06/上~07/下

ご注意

  発芽温度は15~28℃、生育温度は13~32℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。

 


152025

発芽適温

18-24

生育適温

15-24

栽培のポイント

  日当たりと風通しの良い場所を好みます。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.0-7.0

栽培のポイント

  水はけがよく、中性に近い弱酸性の土壌を好みます。酸性土壌では石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

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10

栽培間隔

2-(3)


栽培のポイント

  連作障害がでますので、2~3年はあけるようにしてください。
  栽培のステップ

  「たちあおい」を栽培するとき、種まきから開花期までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 連結ポットや3号ポットにタネまき用土を入れ、タネを2~3粒ずつ蒔きます。覆土は5ミリくらい掛け、乾かないように新聞紙などで被います。












(2) 発芽したら間引き、本葉が2~3枚のころに1本立ちにします。連結ポットのときは、本葉が2~3枚のころ、3号ポットに鉢上げして育苗します。

植えつけ

(1) 本葉が4~5枚くらいになったころ、日当たりと水はけのよい場所に、30センチくらいの間隔で植えつけます。鉢植えでは、8号鉢に1株が目安です。




(2) 庭植えの場合は、1平方メートルあたり完熟堆肥5kgと苦土石灰50g、有機配合肥料50gなどをすき込みます。




(3) 鉢植えの場合は、赤玉土小粒6に腐葉土3、パーライト1の割合で混ぜたものに緩効性肥料を加えて用土とします。

生育管理

(1) ほとんど追肥は必要ありません。










(2) 鉢植えり場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与え、夏場の水切れに注意してください。

(3) 草丈が高くなる品種の場合は、支柱を立てて、強風による倒伏を防ぎます。

(4) 咲き終わった花はこまめに摘み取ることで、株の消耗や病気を防げます。
  おもな病害虫

  「たちあおい」には、ハマキムシやアブラムシが発生することがあります。また斑点病や炭そ病、ウイルス病がでることもあります。水はけが悪い場合に起こりやすいので注意してください。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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