はなたま・四季なり
いちごの育て方
種まき
(1)育苗箱や連結ポットにタネまき用土を入れ、「はなたま」を置いて軽く押します。
(2)ジョウロで静かに、十分に水やりをします。
(3)発芽するまでは毎日水をかけ、土の表面が乾かないようにします。
育苗・間引き
(1)発芽適温であれば、10~15日で発芽してきます。
ちなみに、「いちご」の発芽適温は20~25℃です。
(2)本葉が3~4枚のころ、間引いて1本立ちにします。
間引きは他の株も一緒に抜けてしまわないように、株元を押さえながら、ピンセットなどで丁寧に行ってください。
(3)本葉が7~8枚になるまで、育苗します。
育苗期間は、一週間に1~2回薄い液肥を施すようにします。
花壇の準備
(1)酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、堆肥と化成肥料をすき込んでよく耕します。
(2)プランターや鉢植えの場合は、園芸用土に化成肥料を加えてください。
定植
(1)本葉が7~8枚になったころ、30~40㎝ほどの間隔に植えつけます。
(2) 6~7号鉢には1株、65㎝のプランターなら4株が植えられます。
(3)クラウン(葉柄の基部)がかくれないように、浅植えしてください。植えつけの後にたっぷりと水を与えます。
生育管理
(1)根が活着して盛んに生育をはじめたころに、油かすと化成肥料、有機固形肥料などを追肥として与えます。
(2)真夏と真冬を除いて生育をみながら追肥を施します。
(3)土の中も凍るような寒地では、越冬中は黒色ポリフィルムなどを掛けて保温します。温暖地では不要です。
(4)枯れた下葉をこまめに取り除いて風通しをよくします。また腐った果実や変形果は早めに取り除いてください。
(5)四季なり種ですので、古株のほうがよい果実ができます。3年ほどは栽培が可能です。
補遺(共通)
(1)年間の作付け計画が容易になるように、ベッド幅は90㎝に統一しています。(通路幅60㎝として、畝幅150㎝です。)
(2)条間が15~20㎝の品種は、条を畝と直角にする、雁木(がんぎ)まきにしています。