はなたま・ミニトマト
の育て方


種まき

(1)育苗箱や連結ポットにタネまき用土を入れ、「はなたま」を置いて、「はなたま」の頭が土と同じ高さになるくらいまで押します。
(2)ジョウロで静かに、十分に水やりをします。
(3)発芽するまでは毎日水をかけ、土の表面が乾かないようにします。

育苗・間引き

(1)発芽適温であれば、4~6日で発芽してきます。
  ちなみに、「トマト」の発芽適温は15~27℃です。
  最低発芽温度は11℃、最高発芽温度は30℃です。

(2)本葉がでたころまでに、間引いて1本立ちにします。
  間引きは他の株も一緒に抜けてしまわないように、株元を押さえながら、ピンセットなどで丁寧に行ってください。

(3)本葉が3~4枚になったら、3~4号ポットに鉢上げします。

(4)本葉が8~9枚になるまで、育苗します。
  育苗期間は、一週間に1~2回薄い液肥を施すようにします。

花壇や畑の準備

(1)植えつけの2週間くらい前までに石灰を施し、堆肥と化成肥料をすき込んでよく耕します。
(2)深鉢や深型コンテナの場合は、園芸用土に化成肥料を加えてください。

定植・誘引

(1)本葉が8~9枚になり、第一花房の花が咲き始めたころ、植え穴をあけて、苗を植えつけます。
(2)8号深鉢に1株、65㎝の深型プランターなら2株が植えられます。
(3)高さ1.8mほどの支柱を立て、茎が太るのに支障がないよう、8の字にしばって誘引します。

生育管理・収穫

(1)わき芽は小さいときに指先で摘み取ります。ウイルス病が伝染するおそれがありますので、はさみは使わないようにしてください。

(2)果実がゴルフボールくらいになったころ、化成肥料と油かすを施します。初めての追肥後、収穫が終わるまで、2週間ごとに追肥します。
(3)第一花房の実が色づいてきたころから、3週間ごとに収穫を終えるまで、石灰水(カルハードやカルプラス)を与えます。
(4)開花後、35~50日で果実は色づきます。できるだけ完熟させてから収穫しますが、ミニトマトは裂果しやすいので、注意してください。

補遺(共通)

(1)年間の作付け計画が容易になるように、ベッド幅は90㎝に統一しています。(通路幅60㎝として、畝幅150㎝です。)
(2)条間が15~20㎝の品種は、条を畝と直角にする、雁木(がんぎ)まきにしています。