アガスターシャ (アガスターシェ)





    プロフィール

  シソ科カワミドリ属の多年草で、学名は Agastache pallidiflora ssp. neomexicana。

  本種はセクション・アガスターシェで、北アメリカ南西部に分布しています。茎はよく分枝し、高さは45〜60センチほどになります。葉は卵形で灰緑色、芳香があります。6月から10月ごろ、茎頂の穂状花序に、香りのある、淡いピンク色の花を咲かせます。花はハチやチョウを惹きつけます。若い葉は、ハーブティーに利用されます。
  系統・品種と用途

  カワミドリ属(アガスターシェ属)は、北アメリカの西部から中央部にほとんどの野生種が分布し、形態の特徴から二つの節(section)にグループ分けされています。セクション「Agastache(アガスターシェ)」とセクション「Brittonastrum(ブリトナストラム)」です。
  ここでは、夏から秋にかけて咲くピンク色からラベンダー色の小花が特徴のセクション・アガスターシェを対象にしています。ミツバチや「チョウ」、ハチドリなどのポリネーター(花粉媒介者)を呼ぶガーデン向きです。
  栽培のポイント

  「アガスターシャ」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。

気候区分

作業

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温暖地

種まき

植えつけ

開花

気候区分

まきどき (春|秋)

開花時期 (春|秋)
寒 地 04/中〜06/上   06/下〜10/下  
寒冷地 04/上〜05/下 09/上〜10/上 06/中〜10/下 06/中〜10/下
温暖地 03/下〜05/中 09/上〜10/中 06/上〜10/下 06/上〜10/下
暖 地 03/中〜05/上 09/中〜10/下 05/下〜10/下 05/下〜10/下

ご注意

  発芽温度は15〜30℃、生育温度は10〜30℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。

 


152025

発芽適温

15-25

生育適温

15-25

栽培のポイント

  温暖な気候を好みます。耐暑性はありますが、真夏には蒸れないように注意してください。やや乾き気味に管理します。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.0-7.5

栽培のポイント

  ほとんど中性から弱アルカリ性の土壌を好みます。酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


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作付け間隔

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栽培のポイント

  ほとんど連作障害はありません。それでも、できるだけ連作は避けることが賢明です。
  栽培のステップ

  「アガスターシャ」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 連結ポットや3号ポットにタネまき用土を入れ、タネを4〜5粒ずつまきます。
  タネが細かいので、覆土はタネが隠れる程度にします。






(2) 発芽までは7〜14日くらいかかるので、新聞紙などで被って乾かないようにします。

(3) 連結ポットのときは、本葉が4〜5枚になったら、3号ポットに移植し、高さが10センチくらいになるまで育苗します。








花壇の準備

(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり120gの苦土石灰を施し、よく耕します。




(2) 花壇全体をよく耕し、元肥として1平方メートルあたり1kgの完熟堆肥と100gほどの有機配合肥料を入れてすき混みます。

植えつけ

(1) 高さが10センチくらいに育ったころに植えつけます。

Hyssop


(2) 花壇に、株間25〜30センチの間隔で植え穴を掘り、根鉢を崩さないようにして植えつけます。
  5号鉢に1株、65センチのプランターには2〜3株を植えることができます。

追肥・管理

(1) 2か月に1回、有機配合肥料を追肥として与えます。痩せ地でも育つので、多肥は禁物です。






(2) 梅雨のころ、一度切り戻しを行い、風通しをよくします。

開花

(1) ポプリやドライフラワーにするときは、枝を20〜30センチくらい切り取って利用します。






(2) 花が終わったら、こまめに花茎を剪定しておくと、次の花芽ができやすくなります。

(3) 耐寒性がありますが、寒冷地では地上部が枯れて休眠するので、株元にマルチングをして防寒するようにします。
  おもな病害虫

  「アガスターシャ」には、ほとんど病虫害がありません。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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