キャットミント (犬薄荷)





    プロフィール

  シソ科イヌハッカ属の常緑多年草で、学名は Nepeta x faassenii。

  地中海沿岸が原産で、高さは40センチくらいになります。甘くてさわやかな香りがあり、ポプリに使われます。葉の表面には綿毛が生え、ビロードのような感じがします。5月から9月ごろ、藤色から紫色の花を咲かせます。おなじイヌハッカ属の仲間で、白花の「キャットニップ(Nepeta cataria)」と同じように、猫が好きな香りのハーブとして有名です。
  系統・品種と用途

  「キャットミント」は、ハーブティーやポプリなどに利用されます。園芸品種も多数、育成されていて、草丈や花色の異なる品種があります。
  栽培のポイント

  「キャットミント」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

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12

温暖地

種まき

植えつけ

開花

(春)

(秋)


気候区分

まきどき (春|秋)

開花時期 (春|秋)
寒 地 04/上〜05/上 09/上〜09/下 06/下〜08/上 05/中〜07/上
寒冷地 03/下〜04/下 09/中〜10/上 06/中〜07/下 05/上〜06/下
温暖地 03/中〜04/中 09/下〜10/中 06/上〜07/中 04/下〜06/中
暖 地 03/上〜04/上 10/上〜10/下 05/下〜07/上 04/中〜06/上

ご注意

  発芽温度は15〜30℃、生育温度は10〜35℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。

 


152025

発芽適温

20-25

生育適温

15-25

栽培のポイント

  温暖な気候を好みます。耐暑性や耐寒性が強いですが、高温多湿は苦手です。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.0-7.5

栽培のポイント

  弱酸性から弱アルカリ性の用土を好みます。酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


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作付け間隔

0


栽培のポイント

  ほとんど連作障害はありません。それでも、できるだけ連作は避けることが賢明です。
  栽培のステップ

  「キャットミント」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 連結ポットや3号ポットにタネまき用土を入れ、タネを4〜5粒まきます。覆土はごく薄く掛けます。












(2) 本葉が3〜4枚のころ間引いて1本立ちにします。

(3) 草丈5〜10センチになるまで育苗します。秋まきの場合は、3.5号ポットに上げて、春の定植時期まで育苗しても構いません。

花壇の準備

(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり150gの苦土石灰を施し、よく耕します。




(2) 花壇全体をよく耕し、元肥として1平方メートルあたり2kgの完熟堆肥と50gの有機配合肥料を入れてすき混みます。

植えつけ

(1) 草丈が5〜10センチくらいに育ったころに植えつけます。交雑しやすいので、他種のミントの近くに植えないようにしてください。

Catmint


(2) 株間30センチの間隔で植え穴を掘り、植えつけます。
  6〜7号鉢に1株、65センチのプランターには2〜3株を植えることができます。

(3) 2〜3年に一度は、タネをまき直すか、株分けや挿し木をして更新してください。

追肥・管理

(1) 春と秋に1回、有機配合肥料を追肥として与えます。多肥を好まないので、控えめに施用します。






(2) 水切れさせないように、土の表面が乾いたら水を与えます。

開花・収穫

(1) 葉をポプリにしたり、花と葉でハープティーなどに利用します。花の大半終わったら花茎を切り取ります。




(2) 温暖地や暖地では、真夏は一時的に開花が休止することがあります。梅雨の前や梅雨明けに、根元から10〜20センチに切り戻して、風通しを良くします。

(3) 冬に地上部が枯れたら、刈り込んで、完熟堆肥などでマルチングしておきます。
  おもな病害虫

  「キャットミント」には、ほとんど病虫害はありませんが、蒸れると灰色かび病が発生したり、まれにアブラムシやハダニがつくこともあります。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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