
ディル


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プロフィール

セリ科イノンド属の一年草で、学名は Anethum graveolens。
インド、イランから西アジアが原産です。現在ではヨーロッパや地中海沿岸にも帰化しています。わが国へは江戸時代の中頃に渡来しました。「スイートフェンネル」に似ていますが、高さは60〜100センチほどです。4月から7月ごろに、複散形花序に黄色い花を咲かせます。ヨーロッパには魔女の箒に使われたという言い伝えがあるそうです。
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系統・品種と用途

「ディル」は、別名で「イノンド」とも呼ばれ、その爽やかな辛みのある葉は、ピクルスや酢、魚介類、卵との相性がよく、これらの料理には欠かせないハーブとなっています。また種子もパンやクッキーなどに練り込んだり、ピクルスの香りづけ、ハーブティーなどに利用されます。
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栽培のポイント

「ディル」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
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 気候区分
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 作業
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 1
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 3
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 4
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 9
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 10
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 11
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 12
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 温暖地 |
 種まき |
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 植えつけ |
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 収穫 |

 

 

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 気候区分
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 まきどき (春|秋)
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 収穫時期 (春|秋)
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| 寒 地 |
04/下〜06/下 |
09/上〜09/下 |
06/下〜07/下 |
04/中〜07/下 |
| 寒冷地 |
04/中〜06/下 |
09/上〜09/下 |
06/中〜07/中 |
04/中〜07/中 |
| 温暖地 |
04/上〜06/下 |
09/中〜10/上 |
06/上〜07/中 |
04/上〜07/中 |
| 暖 地 |
03/下〜06/中 |
09/中〜10/上 |
05/下〜07/上 |
03/下〜07/上 |

ご注意
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発芽温度は10〜25℃、生育温度は5〜25℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。
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℃
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15 20 25
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発芽適温
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15-20
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生育適温
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18-25
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栽培のポイント
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温暖な気候を好み、耐寒性はありますが、耐暑性はありません。また「フェンネル」の近くに植えると、すぐに交雑してしまうので注意が必要です。
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pH
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5.0 6.0 7.0
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土壌酸度
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5.5-6.5
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栽培のポイント
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中性に近い弱酸性を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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 0 |
 1 |
 2 |
 3 |
 4 |
 5 |
 6 |
 7 |
 8 |
 9 |
 10 |

作付け間隔
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0-(1)
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栽培のポイント
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ハーブ類にはあまり連作障害はでませんが、それでも長期間同じ場所で栽培すると障害がでてきます。できるだけ連作を避けることが賢明です。
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栽培のステップ

「ディル」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

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ステップ
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内容
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種まき・育苗
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(1) 連結ポットや3号ポットにタネを4〜5粒、間隔をあけてまきます。覆土は薄く、タネがかくれる程度にします。
本葉が4〜5枚のころまでに、間引いて1本立てにします。
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(2) 直まきにする場合は、20〜40センチ間隔に4〜5粒ずつ点まきします。
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畑の準備
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(1) 強い酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100gの苦土石灰を施し、よく耕します。
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(2) 畝全体には1平方メートルあたり完熟堆肥2kg、有機配合肥料100gを施し、よく耕します。
そのあと幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。
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(3) 鉢植えやプランターなどの用土は、赤玉土小粒7と腐葉土3を混ぜ合わせたものに、有機配合肥料を加えます。
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植えつけ
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(1) 本葉が4〜5枚くらいに育ったころに植えつけます。
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(2) 畝に、株間20〜40センチの間隔で植え穴を掘り、根を傷めないように注意して植えつけます。
8号深鉢に1株、65センチのプランターには3〜4株を植えることができます。
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追肥 支柱立て
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(1) 春から梅雨入り前には、2週間に1回くらいの割合で、液肥や有機配合肥料などを与えます。
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(2) 高さが20〜30センチのときに摘芯すると、よく側枝がでるようになります。
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(3) 草丈が高く倒れやすいので、根元に土寄せするとともに、支柱を立てて固定してください。
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収穫
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(1) 茎葉は、花が咲く前、やわらかいうちに下葉から順番に収穫して、魚料理やサラダ、スープに使います。
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(2) タネが茶色に色づきはじめたら、花茎ごと切り取り、乾燥・追熟してください。
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(3) タネをピクルスの香りづけに利用する場合は、未熟なものを利用します。
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おもな病害虫

「ディル」には、病気はほとんどありませんが、生育全般にわたって「キアゲハ」の幼虫の被害をうけます。
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写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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