フレンチラベンダー

    プロフィール

  シソ科ラバンデュラ属の常緑小低木で、学名は Lavandula stoechas。
  ヨーロッパの南西部が原産です。「ラベンダー・ストエカス」とも呼ばれています。花穂の先端に花弁のような花苞があるのが特徴です。花期はふつう春から初夏にかけてですが、春と秋の2回開花するものもあります。夏の暑さにつよい反面、寒さにはやや弱く半耐寒性です。
  系統・品種と用途

  「フレンチラベンダー」の香りは、やや薬草っぽいので、ふつうは花壇などの観賞用に利用されています。また精油には抗菌や殺菌、消臭作用があるとされるので、ドライフラワーにして芳香剤や虫よけに用いられます。園芸品種も数多く作出されています。
  栽培のポイント

  「フレンチラベンダー」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

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温暖地

種まき

植えつけ

開花
 (翌年)

気候区分

まきどき (春|秋)

開花時期 (春|秋)
寒 地 05/中〜07/下   05/下〜08/上  
寒冷地 05/上〜07/下 09/上〜09/下 05/上〜07/中 05/上〜07/中
温暖地 04/中〜07/上 09/中〜10/中 04/中〜06/下 04/中〜06/下
暖 地 03/下〜06/中 09/下〜11/上 03/下〜06/中 03/下〜06/中

ご注意

  発芽温度は15〜25℃、生育温度は10〜30℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。

 


152025

発芽適温

15-20

生育適温

15-25

栽培のポイント

  穏やかで乾燥した気候を好みます。耐暑性は強いですが、寒さにはやや弱い性質です。寒地・寒冷地では、冬季の防寒対策が欠かせません。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.5-7.5

栽培のポイント

  弱アルカリ性の用土を好みます。酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


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9

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作付け間隔

0


栽培のポイント

  ほとんど連作障害はありません。それでも、できるだけ連作は避けることが賢明です。
  栽培のステップ

  「フレンチラベンダー」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 発芽しにくいので、まく前にタネを湿らせて2〜3日ほど冷蔵庫に入れておきます。(予冷処理)








(2) 連結ポットや3号ポットにタネまき用土を入れ、タネを5〜6粒ずつまきます。タネが細かいので、覆土はごく薄く掛けます。

(3) 混み合ったところは間引きます。連結ポットのときは、高さが1〜2センチほどになったら、3号ポットに移植します。

(4) 高さが5センチくらいになるまで、育苗します。
  寒地・寒冷地では、このまま室内や軒下など、霜のあたらないところで冬越しさせた方がいいかも知れません。








花壇の準備

(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり50gの苦土石灰を施し、よく耕します。




(2) 花壇全体をよく耕し、元肥として1平方メートルあたり2kgの完熟堆肥と、60gほどの有機配合肥料を入れてすき混みます。

植えつけ

(1) 高さが5センチくらいに育ったころに植えつけます。
  寒地・寒冷地では、冬越しさせた苗を、3月から4月ごろに植えつけます。




(2) 畝に、株間25〜30センチの間隔で植え穴を掘り、植えつけます。
  6号鉢に1株、65センチのプランターには2〜3株を植えることができます。

(3) 2〜3年に一度は、タネをまき直すか、挿し木をして更新してください。
  そのまま続ける場合は、もとの定植する株間を50センチ以上にしたください。

追肥・管理

(1) 春と秋に有機配合肥料か、2週間に1回の割合で液肥を追肥として与えます。多肥にすると枯れることがあります。

French lavender




(2) 土の表面が乾いたら水を与えますが、乾き気味に管理します。

(3) 寒地・寒冷地では、冬は室内での栽培がお勧めですが、露地植えの場合は、十分寒さ対策が必要です。腐葉土や堆肥によるマルチングや、霜除け、積雪保護などを行ってください。

(4) 花が終わったら、3分の2程度に切り戻します。また定植後2年目か、3年目ぐらいには強剪定を行います。晩秋に太い枝を中心に、半分以下になるように大胆に切り戻します。

収穫

(1) 花穂のついた茎葉を刈り取り、収穫します。




(2) 涼しい場所に陰干しして、ドライフラワー、ポプリに利用します。
  おもな病害虫

  「フレンチラベンダー」には、ほとんど病虫害はありませんが、春や高温多湿時にはハダニやアブラムシなどが発生することがあります。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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