コンパニオンプランツ-3(だいこん×ルッコラ)




    はじめに

  「野菜を一種類だけで育てるときと比べて、近傍に異なる種類の野菜を一緒に栽培すると、病害虫を抑えられたり、成長を促進できたりすることがあります。そうした相性の良い作物の組み合わせが「コンパニオンプランツ(共生植物)」と呼ばれます。ただ「コンパニオンプランツ」のほとんどは経験的に言われているもので、科学的に解明されている例は少ないとされます。また「コンパニオンプランツ」の栽培は、劇的な効果が期待できるものではないことも考えておくことがあります。
  栽培のポイント

  「だいこん×ルッコラ」を「コンパニオンプランツ」として栽培するときのポイントはつぎのとおりです。
  「だいこん」の条間を利用して、比較的栽培日数の短い野菜を育てる方法です。「ルッコラ」は香りも辛味も強く、害虫をほとんど寄せつけないので、「だいこん」も保護されます。
  栽培のステップ

  「だいこん×ルッコラ」を「コンパニオンプランツ」として栽培するときの、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。

 

ステップ

内容

畑の準備

(1) 酸性土壌にやや弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100gの苦土石灰を施し、よく耕します。




(2) 畝の全面に1平方メートルあたり2kgの完熟堆肥と80~100gほどの有機配合肥料を施し、よく耕します。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

タネまき

(1) 「だいこん」は、条間45センチに株間25~30センチで、深さ1センチほどのまき穴をつけ、タネを5~6粒まきます。1センチほど覆土を掛けて軽く転圧し、たっぷりと水を与えます。

(2) 「ルッコラ」は、「だいこん」の条間に深さ1センチほどの蒔き溝をつけ、タネを1~1.5センチ間隔に条まきし、1センチくらいの覆土をかけ、十分に水やりします。




間引と追肥

(1) 「 だいこん」は、本葉が1~2枚でたころに、3本に間引き、 本葉が3~4枚のころに、2本に間引きます。追肥はほとんど必要ありません。






(2) 「ルッコラ」は、本葉が2枚のころに間引いて、4~5センチ間隔にします。小さいうちに収穫するなら間引は不要です。追肥はほとんど必要ありません。

管理

(1) 「だいこん」は、本葉が5~6枚のころに、間引いて1本立ちにします。間引いた株は、間引き菜として利用してください。










(2) 「だいこん」にはアブラムシやコナガなどの害虫がよくつきますので、防除を怠らないようにします。

(3) 「ルッコラ」は、草丈が10センチになったころ、間引をかねてベビーリーフとして収穫します。

収穫

(1) 「ルッコラ」は、タネまきから5~6週間、草丈が15センチほどになったら収穫です。大きくし過ぎると硬くなるので、早めに収穫します。少なくとも40日前には収穫を終えてください。






(2) 「だいこん」は、根の直径が6~7センチくらいになり、外側の葉が垂れるようになったら収穫の適期です。収穫が遅れると、すが入ります。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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