コンパニオンプランツ-4(小かぶ×葉ねぎ)




    はじめに

  「野菜を一種類だけで育てるときと比べて、近傍に異なる種類の野菜を一緒に栽培すると、病害虫を抑えられたり、成長を促進できたりすることがあります。そうした相性の良い作物の組み合わせが「コンパニオンプランツ(共生植物)」と呼ばれます。ただ「コンパニオンプランツ」のほとんどは経験的に言われているもので、科学的に解明されている例は少ないとされます。また「コンパニオンプランツ」の栽培は、劇的な効果が期待できるものではないことも考えておくことがあります。
  栽培のポイント

  「小かぶ×葉ねぎ」を「コンパニオンプランツ」として栽培するときのポイントはつぎのとおりです。
  「小かぶ」と「葉ねぎ」は、互いに問題となる害虫が異なり、その被害が軽減されるといいます。また、養分の奪い合いが起こらず、肥料過多にもならないといわれます。
  栽培のステップ

  「小かぶ×葉ねぎ」を「コンパニオンプランツ」として栽培するときの、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。

 

ステップ

内容

播種・育苗

(1) 「小かぶ」をまく予定の45日ほど前、3号ポットにタネまき用土を入れ、「葉ねぎ」のタネを10粒ほどまきます。覆土は5ミリくらい掛けるようにします。






(2) たっぷりと水を与え、植えつけまで日当たりのよいところで育てます。高さは15センチほどになります。

畑の準備

(1) 酸性土壌にやや弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100gの苦土石灰を施し、よく耕します。




(2) 畝の全面に1平方メートルあたり2kgの完熟堆肥と100gほどの有機配合肥料を施し、よく耕します。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

定植と種まき

(1) 畝の表面を木ぎれなどで均し、畝と直角に、条間20センチ、深さ1~2センチほどのまき溝をつけます。








(2) 「葉ねぎ」は、「小かぶ」のまき溝を2条残して、株間15センチ間隔で植え穴をあけ、苗を植えつけます。

(3) 「小かぶ」は、タネを1センチくらいの間隔で条まきします。覆土を掛けて軽く転圧し、たっぷりと水を与えます。

管理

(1) 「小かぶ」は、双葉がでたころに、3センチ間隔に間引きます。さらに本葉が2~3枚のころに、5~6センチ間隔に間引きます。










(2) 「小かぶ」は、本葉が5~6枚のころ、8~10センチ間隔に間引きます。

(3) 「小かぶ」は、3回目の間引きの後に、必要に応じて条間に有機配合肥料を追肥として施し、土寄せします。

(4) 「小かぶ」は、アブラムシやコナガなどの害虫がよくつきますので、防除を怠らないようにします。

(5) 「葉ねぎ」は、ほとんど手を掛けることはありませんが、必要に応じて、有機配合肥料を追肥として与えます。

収穫

(1) 「小かぶ」は、 根が太ってくると地面からせり上がります。直径5センチくらいになったら収穫します。






(2) 「葉ねぎ」は、抜き取って収穫するか、地上部を5センチほど残して刈り取ります。追肥を施すと、また葉が伸びて収穫できるようになります。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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