コンパニオンプランツ-6(こまつな×リーフレタス)




    はじめに

  「野菜を一種類だけで育てるときと比べて、近傍に異なる種類の野菜を一緒に栽培すると、病害虫を抑えられたり、成長を促進できたりすることがあります。そうした相性の良い作物の組み合わせが「コンパニオンプランツ(共生植物)」と呼ばれます。ただ「コンパニオンプランツ」のほとんどは経験的に言われているもので、科学的に解明されている例は少ないとされます。また「コンパニオンプランツ」の栽培は、劇的な効果が期待できるものではないことも考えておくことがあります。
  栽培のポイント

  「こまつな×リーフレタス」を「コンパニオンプランツ」として栽培するときのポイントはつぎのとおりです。
  「こまつな」と「リーフレタス」を近くに植えることで、「こまつな」に産卵するモンシロチョウやコナガ、ヨトウムシが、「リーフレタス」の独特の香りを嫌がり、寄りつきにくくなると言われています。
  栽培のステップ

  「こまつな×リーフレタス」を「コンパニオンプランツ」として栽培するときの、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。

 

ステップ

内容

播種・育苗

(1) 「こまつな」をまく予定の30~40日ほど前、連結ポットや3号ポットにタネまき用土を入れ、「リーフレタス」のタネを4~5粒ずつまきます。覆土はごく薄く、タネが隠れるくらいに掛けます。






(2) 本葉が1~2枚のころ、間引いて1本立ちにし、本葉が4~5枚になるまで、育苗します。

畑の準備

(1) 酸性土壌にやや弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100~120gの苦土石灰を施し、よく耕します。




(2) 畝の全面に1平方メートルあたり2~3kgの完熟堆肥と100~120gほどの有機配合肥料を施し、よく耕します。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

定植と種まき

(1) 畝の表面を木ぎれなどで均し、畝と直角に、条間20センチ、深さ1センチほどのまき溝をつけます。






(2) 「リーフレタス」は、「こまつな」のまき溝を2条残して、株間15センチ間隔で苗を植えつけます。

(3) 「こまつな」は、タネを1センチくらいの間隔で条まきします。覆土を掛けて軽く転圧し、たっぷりと水を与えます。

管理

(1) 「こまつな」は、本葉が1~2枚くらいに育ったころ、株間3~4センチくらいの間隔に間引きます。








(2) 「こまつな」は、本葉が4~5枚くらいのころ、5~6センチの間隔に間引きます。

(3) 「こまつな」は、2回目の間引きの後、必要に応じて、畝の両肩に有機配合肥料を施し、よく混ぜて土寄せします。

(4) 「リーフレタス」は、植えつけ後2~3週間たったら、株間に有機配合肥料を追肥として与えます。

収穫

(1) 「こまつな」は、草丈が20~25センチくらいになったら、間引きを兼ねて収穫します。とり遅れると、株が大きくなるとともに繊維も固くなるので、早めに収穫してください。






(2) 「リーフレタス」は、内側の葉が巻き始めたら収穫適期です。株もとから刈り取るか、少量ずつ外側の葉をかき取って収穫します。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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