ベムチェ(白菜大根)






    プロフィール

  アブラナ科ブラシコラファヌス属の一年草で、学名は X Brasscoraphanus cv. Baemoochae。
  ベムチェは「はくさい(白菜 baechu)」と「だいこん(大根 mu)」との属間雑種です。ベムチェは遺伝子組み換え生物ではありません。それは母親としてハクサイ品種「チュンスン(Jun Seung)」と父親として大根品種「ペクキョン(Baek Kyoung)」を交配することによって韓国で育成されました。白菜や大根と比較して、それはより多くのタンパク質や糖質、繊維含有量、ミネラル、ビタミンを持っています。わが国では「はくさいだいこん(白菜大根)」とも呼ばれますが、ほとんど普及していません。
  系統・品種と用途

  「ベムチェ」は、春や秋で40〜50日と栽培期間が短く、栽培も容易なため、家庭菜園向きの野菜です。韓国ではサラダやキムチ、炒め物などに用いられます。
  栽培のポイント

  「ベムチェ」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。

気候区分

作業

1

2

3

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5

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9

10

11

12

温暖地

種まき

収穫

気候区分

まきどき (春|秋)

収穫時期 (春|秋)
寒 地 05/上〜09/上   06/中〜10/中  
寒冷地 04/中〜09/下   05/下〜11/中  
温暖地 03/下〜10/中   05/上〜11/下  
暖 地 03/上〜11/上   04/中〜12/上  

ご注意

  発芽温度は10〜40℃、生育温度は10〜25℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。

 


152025

発芽適温

15-35

生育適温

20-25

栽培のポイント

  冷涼な気候を好み、耐寒性があります。また暑さにはやや弱い性質です。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

5.8-6.8

栽培のポイント

  中性に近い弱酸性を好みます。強い酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

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9

10

作付け間隔

1-(2)


栽培のポイント

  連作障害がでますので、いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。
  栽培のステップ

  「ベムチェ」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

畑の準備

(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100gの苦土石灰を施し、よく耕します。






(2) 畝全体に、1平方メートルあたり2kgの完熟堆肥と80〜100gの有機配合肥料を施して混ぜ込みます。幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

種まき

(1) 畝の表面を木ぎれなどで均し、直角方向に15〜20センチ間隔に深さ1センチほどの蒔き溝をつけます。




(2) 蒔き溝に1.5〜2センチ間隔にタネをまきます。1センチほどの覆土をして、軽く押さえ、十分に水を与えます。

間引き

(1) 発芽がそろったころ、混み合ったところを間引きます。








(2) 本葉が3枚のころ、3センチ間隔に間引きます。

(3) 本葉が5〜6枚のころ、株間5〜6センチになるように間引きます。

追肥
害虫防除

(1) 追肥の必要はほとんどありません。




(2) 寒さには強いですが、寒冷地の栽培では、ビニールトンネルなどで保温して、初期の生育を助けます。

(3) アブラムシやコナガなどの害虫がよくつきますので、防除を怠らないようにします。

収穫

(1) 草丈が15〜20センチくらいに育ったら、株もとから抜き取って収穫します。




(2) あまり株を大きくしすぎると、葉や茎が固くなりますので早めに収穫してください。
  おもな病害虫

  「ベムチェ」には、アブラムシが大敵です。コナガやヨトウムシなどにも注意が必要です。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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