
チコリ(菊苦菜)


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プロフィール

キク科キクニガナ属の多年草で、学名は Cichorium intybus。

ヨーロッパの北部が原産です。石灰岩質の草地や耕作地に生え、高さは50〜150センチほどになります。古くから野菜として栽培され、現在ではユーラシアや北アメリカにまで広く帰化しています。若い葉はサラダ、花はサラダや砂糖漬け、つぼみはピクルスそして根は焙煎して「チコリコーヒー」に利用されます。7月から10月ごろ、淡いブルーの花を咲かせます。半日花です。和名では「きくにがな(菊苦菜)」と呼ばれます。

画像上の品種は「パン・ドゥ・シュクレ(Pain de Sucre)」。
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系統・品種と用途

チコリは大きく分けると4つに分類されます。
(1) 「ウイットルーフ(Witloof chicory)」(ベルギーチコリ): 野菜として栽培・流通しているチコリで、軟白された細長い楕円形です。茎は白く、葉がしっかり巻かれています。
(2) 「レッドチコリ(Red chicory)」(トレビス): リーフチコリの中でも赤紫色で丸く結球する品種群を指します。
(3) 「ベルハートタイプ(Bel heart type)」(ズッチェロ): リーフチコリの一種で、結球するタイプです。縦長にしっかりと結球します。
(4) 「ルートチコリ(Root chicory)」: チコリの変種で、ヨーロッパでは古くからコーヒーの代用品として栽培されています。
ここでは「ベルハートタイプ」のチコリを対象にしますが、その代表的な品種としてには「パン・ディ・ズッケロ」や「ズッケリーナ・ディ・トリエステ」、「ベル・フィオーレ」などがあります。
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栽培のポイント

「チコリ」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
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 気候区分
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 作業
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 1
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 3
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 11
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 12
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 温暖地 |
 種まき |
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 植えつけ |
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 収穫 |
   
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 気候区分
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 まきどき (春|秋)
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 収穫時期 (春|秋)
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| 寒 地 |
04/上〜06/下 |
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07/上〜10/上 |
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| 寒冷地 |
03/中〜04/下 |
06/中〜07/下 |
07/下〜08/中 |
11/中〜12/上 |
| 温暖地 |
02/下〜04/下 |
06/上〜07/下 |
08/上〜08/下 |
11/上〜12/下 |
| 暖 地 |
02/中〜04/中 |
05/下〜07/中 |
08/上〜08/下 |
11/上〜12/下 |

ご注意
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発芽温度は15〜25℃、生育温度は10〜25℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。
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℃
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15 20 25
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発芽適温
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18-23
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生育適温
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15-25
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栽培のポイント
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耐暑性と耐寒性がともに低く、早まきすると夏の高温で育ちにくく、遅すぎると低温期に入って生育が止まります。とくに結球後の寒害を受けやすいので、注意が必要です。
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pH
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5.0 6.0 7.0
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土壌酸度
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6.0-7.0
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栽培のポイント
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ほとんど中性に近い土壌を好みます。酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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 0 |
 1 |
 2 |
 3 |
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 5 |
 6 |
 7 |
 8 |
 9 |
 10 |

作付け間隔
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1-(3)
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栽培のポイント
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連作障害がでますので、いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。
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栽培のステップ

「チコリ」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

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ステップ
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内容
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種まき
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(1) 連結ポットや3号ポットにタネまき用土を入れ、4〜5粒ずつまきます。覆土はごく薄く、タネが隠れるくらいに掛けます。
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(2) 本葉が1〜2枚のころ、間引いて1本立ちにします。
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(3) 本葉が5〜6枚になるまで、育苗します。
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畑の準備
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(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100〜120gの苦土石灰を施し、よく耕しておきます。
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(2) 元肥として1平方メートルあたり完熟堆肥2〜3kgと、有機配合肥料100〜120gをよくすき混み、幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。
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植えつけ 追肥
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(1) 本葉が5〜6枚になったころ、30〜35センチ間隔に植えつけます。
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(2) 植えつけ後2〜3週間たったら、株間に有機配合肥料を追肥として与えます。必要に応じて、真ん中の葉が巻き始めたころにも追肥を施します。
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収穫
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(1) 頂部を押さえて球が硬くしまってきたころが収穫適期です。
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(2) チコリは揃いが悪く、いっせいには結球しないので、結球の進んだものから順次収穫するようにします。
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おもな病害虫

「チコリ」は、水はけがよくなかったり通風が悪かったりすると病気が発生します。またアブラムシなどの害虫にも注意が必要です。
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「チコリ」のQ&A

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Q1:「チコリ」を軟化(伏せ込み)するには。
A1:「チコリ」を軟化(伏せ込み)に適した品種は、「ウイットルーフ」(ベルギーチコリ)ですが、他の品種でもできないことはありません。
霜にあたって、地上部が枯れたチコリの茎葉を刈り取り、保温のために完熟堆肥などで被った後、黒マルチを掛けておきます。春になって暖かくなると、萌芽がでてきます。

画像上の品種は「カステルフランコ(Castelfranco)」。
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写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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