コスレタス(立ち苣)






    プロフィール

  キク科アキノノゲシ属の一年草または二年草で、学名は Lactuca sativa var. longifolia。

  「レタス」の変種で、「ロメインレタス」とも呼ばれています。地中海沿岸から西アジアが原産です。堅い茎と丈夫な葉で、紡錘形に半結球します。葉は苦味があり、シーザーサラダや炒め物に使用されます。名前は、ギリシャのコス島に因みます。別名で「たちちしゃ(立ち苣)」とも呼ばれます。わが国での主な産地は長野県や茨城県、福岡県などとなっています。
  系統・品種と用途

  品種としては、玉レタスやリーフレタスに比べて少ないですが、「コスレタス(各社)」、「ロマリア(タキイ種苗)」、「コロッセオ(トキタ種苗)」、「晩抽マキシマム(ツルタのタネ)」、「メルシー(ツルタのタネ)」、「スプラッシュ1号(横浜植木)」などがあります。
  栽培のポイント

  「コスレタス」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

温暖地

種まき

植えつけ

収穫


気候区分

まきどき (春|秋)

収穫時期 (春|秋)
寒 地 03/上〜05/中 08/上〜08/中 06/上〜07/下 10/中〜11/上
寒冷地 03/上〜05/中 08/上〜08/中 05/下〜07/下 10/中〜11/下
温暖地 02/下〜03/中 08/上〜09/下 05/中〜06/上 09/下〜01/下
暖 地 02/下〜03/中 08/上〜09/下 05/中〜06/上 09/下〜02/下

ご注意

  発芽温度は4〜25℃、生育温度は5〜25℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。

 


152025

発芽適温

15-20

生育適温

15-20

栽培のポイント

  冷涼な気候を好みますが、寒さにはやや弱く、冬越しには霜よけが必要です。また暑さにはやや弱く、病虫害が多いので、真夏の栽培は避けた方が賢明です。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.0-7.0

栽培のポイント

  ほとんど中性に近い土壌を好みます。酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

作付け間隔

1-(3)


栽培のポイント

  連作障害がでますので、いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。
  栽培のステップ

  「コスレタス」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき

(1) 連結ポットや3号ポットにタネまき用土を入れ、4〜5粒ずつまきます。覆土はごく薄く、タネが隠れるくらいに掛けます。










(2) 本葉が1〜2枚のころ、間引いて1本立ちにします。

(3) 本葉が4〜5枚になるまで、育苗します。

畑の準備

(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100〜120gの苦土石灰を施し、よく耕しておきます。




(2) 元肥として1平方メートルあたり完熟堆肥2〜3kgと、有機配合肥料100〜120gをよくすき混み、幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

植えつけ
管理

(1) 本葉が4〜5枚になったころ、20〜25センチ間隔に植えつけます。












(2) 植えつけ後2〜3週間たったら、必要に応じて、株間に有機配合肥料を追肥として与えます。

(3) 土壌の適湿を保って、順調な生育を促すようにします。

収穫

(1) 葉が閉じてきたら収穫適期です。株もとから刈り取って収穫します。






(2) 収穫は過熟を避け、早めに行うようにします。
  おもな病害虫

  「コスレタス」は、水はけがよくなかったり通風が悪かったりすると病気が発生します。またアブラムシなどの害虫にも注意が必要です。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
[Home]



大地の歓びをつたえ、ホームガーデンとともに