
ガーデンハックルベリー


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プロフィール

ナス科ナス属の一年草または短命の多年草で、学名は Solanum scabrum (syn. Solanum nigrum var. guineense)。
おそらくはアフリカが原産だと考えられてますが、その起源はよくわかっていません。現在、多くの国に帰化しています。アフリカでは葉菜として、または果実を染色用として栽培されています。高さは1メートルほどになります。葉はふつう卵形で、葉柄は1.5〜7センチあります。花序は集散花序で、9〜12個の花がつきます。白い花冠は星形で、直径15〜20ミリ、ときに紫色を帯びます。雄しべの葯は、黄色の「いぬほおずき」と異なり褐色か紫色です。液果は球形で、直径10〜17ミリ、紫黒色に熟します。食用にできるのは完熟した果実だけで、未熟な果実や茎葉、萼の部分などにはソラニンが含まれ有毒です。果実には甘味はなく、独特の臭みがあり、生食には向かないので、ジャムなどに利用されます。
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系統・品種と用途

「ガーデンハックルベリー」には、品種の分化はないようです。「ガーデンハックルベリー」は、アメリカで一般的な食材として親しまれてきましたが、近年、わが国でも栽培されるようになってきました。機能性食品とされ、ビタミンAがブルーベリーの4倍以上含まれるといわれています。
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栽培のポイント

「ガーデンハックルベリー」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
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 気候区分
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 作業
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 1
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 3
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 11
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| 温暖地 |
 種まき |
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 植えつけ |
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 収穫 |
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 気候区分
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 まきどき (春|秋)
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 収穫時期 (春|秋)
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| 寒 地 |
04/上〜05/下 |
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09/上〜10/下 |
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| 寒冷地 |
03/下〜05/中 |
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08/下〜10/下 |
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| 温暖地 |
03/中〜05/上 |
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08/中〜10/下 |
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| 暖 地 |
03/上〜04/下 |
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08/上〜10/下 |
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ご注意
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発芽温度は15〜35℃、生育温度は15〜35℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。
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℃
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15 20 25
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発芽適温
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20-25
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生育適温
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22-30
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栽培のポイント
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寒さには非常に弱いので、最低気温が15℃を下回らなくなってから植えつけます。
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pH
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5.0 6.0 7.0
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土壌酸度
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5.0-6.5
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栽培のポイント
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酸性土壌に弱いので、かならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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 0 |
 1 |
 2 |
 3 |
 4 |
 5 |
 6 |
 7 |
 8 |
 9 |
 10 |

作付け間隔
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3-(5)
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栽培のポイント
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連作障害の出やすいナス科の野菜です。いちど栽培したところでは、少なくとも3年は栽培しないようにしてください。
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栽培のステップ

「ガーデンハックルベリー」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

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ステップ
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内容
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種まき・育苗
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(1) 育苗箱や連結ポットにタネまき用土を入れ、タネをまきます。連結ポットのときは2〜3粒ずつまきます。覆土をして軽く手で押さえます。温度は20〜25℃に保ちます。
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(2) 本葉3〜4枚のころ、3号ポットに植え替えます。本葉が7〜8枚になるまで、このまま育てます。
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畑の準備
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(1) 酸性土壌にやや弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり150gの苦土石灰を施し、よく耕します。
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(2) 畝の全面に1平方メートルあたり3kgの完熟堆肥と100gほどの有機配合肥料を施し、よく耕します。幅90センチ、高さ10センチほどの畝にします。
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植えつけ 仮支柱立て
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(1) 本葉が7〜8枚になったころ、条間45センチくらいに、60センチの間隔でちどりに苗を植えつけます。できれば倒れないように仮支柱を立てておきます。
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(2) 8〜10号深鉢に1株、65センチの深型プランターなら2株が植えられます。
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支柱立て 整枝
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(1) 枝が四方に大きく成長するので、囲むように支柱を立て、紐を張ります。
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(2) 高さが80〜90センチ以上に伸びた枝や、通路にはみ出した枝は、切り取って整枝します。
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追肥・収穫
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(1) ほとんど放任で栽培できますが、真夏の日照りのときは水やりが必要になります。
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(2) 結実し始めたら、半月に1回の割合で、有機配合肥料や液肥を追肥として施します。
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(3) 夏に沢山ついた果実は、そのまま完熟するまで待ちます。定植後75日くらいから収穫できます。 収穫の目安は、果実の黒く色づいた表面の艶が消え、くすんだ感じになってから2週間以上経ってからです。果実の萼が、茶色く枯れた感じになっていれば間違いないです。 なお果実は、霜が降りても落果しないので、収穫は慌てなくてもいいようです。
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おもな病害虫

「ガーデンハックルベリー」には鳥や害虫の心配がほとんど必要ありません。ただ環境によってはアブラムシ類がつくことがあります。
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「ガーデンハックルベリー」のQ&A

Q1:「ガーデンハックルベリー」のジャムの作り方は。

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(1) 収穫した果実の萼の部分を取り除き、水で濯いで、ゴミや土などを綺麗に洗い流します。
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(2) 鍋に果実をいれ、ひたひたになるまで水を入れます。沸騰してきたら重曹を入れ、1〜2分あく抜きをします。(水の色が、濃い緑色になります)
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(3) 果実をザルにあげ、流水でよく洗い流します。
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(4) 果実の水がきれたら鍋に戻し、果実の重さの30〜50%のグラニュー糖をまぶしてなじませます。
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(5) 中火で加熱し、底が焦げないように木べらやマッシャーで果実を押しつぶすように混ぜながら煮つめます。
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(6) 煮詰まる手前で、レモン汁を適量入れ、火を止めます。
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(7) 煮沸消毒しておいた広口ビンに、熱いうちにジャムを入れ、15分ほど湯煎します。
(8) 広口ビンの蓋をキツく締めて、逆さにして冷まします。
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写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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