イタリアンたんぽぽ(イタリアン蒲公英)



    プロフィール

  キク科キクニガナ属の多年草で、学名は Cichorium intybus。

  北ヨーロッパが原産のチコリの一変種です。葉は「せいようたんぽぽ(西洋蒲公英)」に似ていますが、異なった品種です。葉や花茎をサラダに利用するイタリアには、いくつかの品種があります。7月から10月ごろ、花茎をだし、明るいブルーの頭花を咲かせます。
  系統・品種と用途

  「イタリアンたんぽぽ」はチコリの改良品種で、非結球チコリです。茎が緑色の「グリーン」と茎が赤色の「ボールドレッド」が代表的な品種です。やや苦みのある若葉はサラダに。成葉は、蒸したり、煮込み、ソテーなどに利用されます。
  栽培のポイント

  「イタリアンたんぽぽ」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。

気候区分

作業

1

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3

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5

6

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11

12

温暖地

種まき

植えつけ

収穫


気候区分

まきどき (春|秋)

収穫時期 (春|秋)
寒 地 04/中〜06/中 08/中〜10/上 06/中〜08/中 10/中〜12/上
寒冷地 04/上〜06/上 08/下〜10/中 06/上〜08/上 10/下〜12/中
温暖地 03/下〜05/下 09/上〜10/下 05/下〜07/下 11/上〜12/下
暖 地 03/中〜05/中 09/中〜11/上 05/中〜07/中 11/中〜01/上

ご注意

  発芽温度は15〜25℃、生育温度は10〜25℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。

 


152025

発芽適温

18-23

生育適温

15-25

栽培のポイント

  温暖な気候を好みます。耐暑性は低いですが、耐寒性は比較的強く、暖地では冬時期でも葉を収穫できます。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.0-7.0

栽培のポイント

  ほとんど中性に近い土壌を好みます。酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。

 


0

1

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3

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5

6

7

8

9

10

作付け間隔

1-(3)


栽培のポイント

  連作障害がでますので、いちど栽培したところでは、少なくとも1年は栽培しないようにしてください。
  栽培のステップ

  「イタリアンたんぽぽ」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき

(1) 連結ポットや3号ポットにタネまき用土を入れ、4〜5粒ずつまきます。覆土はごく薄く、タネが隠れるくらいに掛けます。












(2) 本葉が1〜2枚のころ、間引いて1本立ちにします。

(3) 本葉が5〜6枚になるまで、育苗します。

畑の準備

(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100〜120gの苦土石灰を施し、よく耕しておきます。




(2) 元肥として1平方メートルあたり完熟堆肥2〜3kgと、有機配合肥料100〜120gをよくすき混み、幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。

植えつけ
追肥

(1) 本葉が5〜6枚になったころ、20〜25センチ間隔に植えつけます。








(2) 生育期間が2か月ほどと短いので、追肥は不要です。

収穫

(1) 草丈が20センチほどになったころから収穫です。葉を摘み取ったり、刈り取ったりして収穫します。






(2) 7月から10月になると花茎を伸ばし、花を咲かせます。花が咲くと葉の成長が停止するため、葉を効率的に収穫したい場合は、花茎を除去してください。
  おもな病害虫

  「イタリアンたんぽぽ」は、比較的病害虫には強いですが、葉にはヨトウムシやネキリムシ、アブラムシなどによる食害があります。
  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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