きゅうりメロン(胡瓜メロン)






    プロフィール

  ウリ科スズメウリ属の多年草で、学名は Melothria scabra。
  メキシコおよび中央アメリカが原産の蔓性多年草で、しばしば一年生の野菜として育てられています。巻きひげでよじ登り、適切な条件のもとでは、3メートルにまで伸びます。葉は三角状卵心形で、しばしば浅く3裂します。雌雄同株です。直径4ミリほどの、小さな黄色い花が晩春から初夏に咲きます。花後、小さな楕円形で、緑色の濃淡のある果実をつけます。
  果実は酸っぱい風味のある「きゅうり」のような味がします。
  系統・品種と用途

  「きゅうりメロン」は、「マイクロきゅうり」や「ガーキンメロトリア」などとも呼ばれていますが、品種としての分化はありません。
  栽培のポイント

  「きゅうりメロン」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、タネ袋に記載されている内容をよく確認してください。
  おもにサラダに利用されています。やや皮が硬いので、縦に半分に切ると食べやすいです。また「きゅうり」と比べて酸味が強いので、ピクルスなどにも利用されます。

気候区分

作業

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温暖地
種まき

植えつけ

収穫

気候区分

まきどき (春|秋)

収穫時期 (春|秋)
寒 地 05/上〜06/上   08/上〜09/下  
寒冷地 04/下〜06/中   07/下〜10/上  
温暖地 04/中〜06/下   07/中〜10/中  
暖 地 04/上〜07/上   07/上〜10/下  

ご注意

  発芽温度は15〜30℃、生育温度は10〜35℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。

 


152025

発芽適温

20-25

生育適温

20-30

栽培のポイント

  温和な気候を好みます。10℃以下や35℃以上では成長が止まり、わずかな霜でも被害を受けます。

 

pH

5.06.07.0

土壌酸度

6.0-7.0

栽培のポイント

  酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。乾燥にも多湿にも弱いので、有機質を十分に与えてください。

 


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作付け間隔

2-(3)


栽培のポイント

  連作障害の出やすい野菜です。いちど栽培したところでは、少なくとも2年は栽培しないようにしてください。
  栽培のステップ

  「きゅうりメロン」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

 

ステップ

内容

種まき・育苗

(1) 3号ポットにタネまき用土を入れ、タネを2〜3粒、間隔をあけて、人差し指1節の半分くらいの深さにあけた穴にまきます。覆土をして、軽く手で押さえます。








(2) たっぷりと水を与え、植えつけまで日当たりのよいところで育てます。本葉が3〜4枚になるまで育苗します。

畑の準備
支柱立て

(1) 酸性土壌にやや弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり150gの苦土石灰を施し、よく耕します。




(2) 畝の全面に、1平方メートルあたり3kgの完熟堆肥と100gほどの有機配合肥料をまいて15〜20センチの深さによく耕します。これを幅90センチ、高さ15〜20センチほどの畝にします。

植えつけ

(1) 本葉が4〜5枚になったころ、株間30〜45センチ間隔で植え穴をあけ、根を傷めないように注意して苗を植えつけます。

Cucamelon


(2) 10号鉢に1株、65センチのプランターなら2〜3株が植えられます。

支柱立て
追肥

(1) 蔓がかなり伸びますので、支柱を立て、ネットを張っておきます。






(2) 必要に応じて、有機配合肥料の追肥を行います。

(3) 蔓は四方八方に伸びますが、基本的には放任しておきます。

収穫

(1) 種まきから約70日後から収穫できます。






(2) 長さ2センチほどになった果実を収穫します。
  おもな病害虫

  「きゅうりメロン」には「アブラムシ」などがつきにくく比較的育てやすいのが特徴です。ただ「ハモグリバエ」や「ウリハムシ」の虫害があり、「うどんこ病」なども発生します。

  写真提供: 「ボタニックガーデン」  イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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