
しょうが(生姜)


|




|
|
プロフィール

ショウガ科ショウガ属の多年草で、学名は Zingiber officinale。

インドからマレー半島が原産といわれています。現在では、熱帯地方や温帯地方の一部で広く栽培されています。偽茎は直立し、高さは50センチほどになります。地下茎は多肉で、黄色の塊状をなし、辛味とよい香りがあります。まれに地下茎から花茎をだし、頂部に短い円筒状の花序をつけます。花冠は黄緑色です。地下茎は、香辛料や薬味、焼き菓子などに利用されます。
|
|
 |
系統・品種と用途

塊茎の大きさによって、大生姜、中生姜、小生姜に区分されます。
・大生姜:香りや辛味が少ないマイルドな香りが特徴です。甘酢ガリ、紅生姜の原料になる大粒の生姜です。晩生で、品種としては、「土佐大」や「近江」、「八郎」、「お多福」などがあります。
・中生姜:大生姜に比べると小ぶりな生姜です。「新しょうが」として販売されます。中生から晩生で、品種としては、「房州中太」や「らくだ」などがあります。
・小生姜:塊根は小さく、辛味が強いのが特徴です。色が黄色いことから「黄生姜」とも呼ばれます。「葉生姜」として販売されています。早生で、品種としては、「三州」や「谷中」、「金時」などがあります。
|
|
 |
栽培のポイント

「しょうが」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、記載されている内容をよく確認してください。
|
|
 |
 気候区分
|
 作業
|
 1
|
 2
|
 3
|
 4
|
 5
|
 6
|
 7
|
 8
|
 9
|
 10
|
 11
|
 12
|
 温暖地 |
 芽だし |
  |
 植えつけ |
  |
 収穫 |
 
|
|
 |
 気候区分
|
 植えどき
|
 収穫時期
|
| 寒 地 |
|
|
|
|
| 寒冷地 |
05/下〜06/中 |
|
10/上〜10/下 |
|
| 温暖地 |
05/中〜06/上 |
|
10/中〜11/上 |
|
| 暖 地 |
05/上〜05/下 |
|
10/下〜11/中 |
|

ご注意
|

萌芽温度は15〜30℃、生育温度は15〜35℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。
|
|
 |

|

℃
|

15 20 25
|

萌芽適温
|

25-30
|

|

生育適温
|

20-30
|

|

栽培のポイント
|

「しょうが」の萌芽には約170℃の積算温度(13℃基点・※注1)が必要です。また成長には最高気温20℃以上の日が100日以上必要といわれますが、実際には、岩手県の陸前高田市や奥州市江刺あたりが露地栽培の北限のようです。(陸前高田市で122日、奥州市江刺で152日、蔵王町で172日、高知市は219日)
※注1:「一定期間において一定の基準値を超えた平均気温を合計したもの」
|
|
 |

|

pH
|

5.0 6.0 7.0
|

土壌酸度
|

6.0-7.0
|

|

栽培のポイント
|

ほとんど中性に近い土壌を好みます。酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
|
|
 |

|

年
|
 0 |
 1 |
 2 |
 3 |
 4 |
 5 |
 6 |
 7 |
 8 |
 9 |
 10 |

作付け間隔
|

4-(5)
|


|

栽培のポイント
|

連作障害がでますので、いちど栽培したところでは、少なくとも4〜5年は栽培しないようにしてください。
|
|
 |
栽培のステップ

「しょうが」を栽培するとき、種まきから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

|
|
 |
|

ステップ
|

内容
|

芽だし
|

(1) 育苗箱や発泡スチロール箱に栽培用土を入れ、1片を70〜80gにしたタネ生姜を伏せ込みます。覆土はごく薄く、地温が15℃以上になるように保温します。
|

 

|

(2) 露地で植えつけすると、萌芽まで1か月以上かかることがあります。露地で植えるときは、土壌の温度を上げるために、黒マルチを張るようにしてください。
|

畑の準備
|

(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100gの苦土石灰を施し、よく耕しておきます。
|

 

|

(2) 元肥として1平方メートルあたり完熟堆肥2kgと、有機配合肥料100gをよくすき混み、幅90センチ、高さ20センチほどの畝を立てます。
|

植えつけ
|

(1) 遅霜が終わり、地温が15℃以上になったころ、20〜25センチの株間で植えつけます。覆土は浅く、4〜5センチほどです。
|

 

 

|

(2) 「さといも」と混植したときは、株間30センチになります。
|

管理・追肥
|

(1) 土壌が乾きすぎないように、必要応じて潅水します。除草は早めに、梅雨明けには株元に敷き藁を行います。
|

 

 

 

|

(2) 「しょうが」は真夏の強光が苦手なため、寒冷紗などで、適当な日除けをつくります。
|

(3) 高さが15センチになったころ、株元に有機配合肥料の追肥を施します。その後、1か月に1回、生育状況に応じて追肥を重ねます。
|

収穫
|

(1)葉の先が黄色くなってきたら、収穫時期です。降霜前の天気のよい日に収穫します。
|

 

|

(2) 収穫したままだと、本来の辛みが出ません。その辛みは貯蔵してから出てきます。
|

(3) 土をとってからよく乾かし、発泡スチロール箱などに入れて貯蔵します。貯蔵には、低湿で15℃くらいの変動しない環境が必要です。
|

 

|
|
 |
おもな病害虫

「しょうが」の害虫としては、初夏から9月にかけて葉茎を食害するハスモンヨトウに注意が必要です。できるだけ幼虫のうちに捕殺してください。また病気としては、白星病や根茎腐敗病があります。発見したら直ちに除去し、畑の外で埋めるか焼却処分にします。
|
|
 |
「しょうが」のQ&A

Q1:「葉しょうが」はいつ収穫しますか。
A1:「葉しょうが」は、葉が2〜3枚開いたころ、塊根を残したままかき取ります。後から芽はまた伸びます。
|
|
 |
|
写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
|
|
[Home]
|



大地の歓びをつたえ、ホームガーデンとともに


|