
たらのき(楤の木)


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プロフィール

ウコギ科タラノキ属の落葉小高木で、学名は Aralia elata。

わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国東北部、シベリア東部に分布しています。日当たりの良い山野に生え、高さは5メートルほどになります。大きな葉は互生して枝先に集まります。8月から9月ごろ、茎頂に大きな円錐花序をつけ、小さな白い花を咲かせます。若芽は「うど」とともに代表的な山菜。和名は、「太郎の木」からの転化とか、葉に傷をつけて経文を書いたヤシ科の「たらき(多羅樹)」に例えたといわれています。
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系統・品種と用途

「たらのき」には、枝に棘がある「男だら(おだら)」と、棘の少ない「女だら(めだら)」の2種類があります。家庭栽培には棘の少ない「女だら」が人気です。栽培品種としては「駒みどり」や「新駒(しんこま)」、「夕焼け」、「蔵王2号」などがあります。
「たらのき」の若芽が「たらのめ」です。煮物や天ぷら、炒もの、甘みそ和えなどに利用されます。
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栽培のポイント

「たらのき」を栽培するにあたっての基本条件および栽培のポイントはつぎのとおりです。なお作型は、品種によって異なる場合がありますので、記載されている内容をよく確認してください。
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 気候区分
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 作業
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 1
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 2
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 3
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 4
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 5
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 6
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 8
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 9
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 10
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 11
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 12
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 温暖地 |
 芽だし |
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 植えつけ |
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 収穫 |
 (3年目〜)
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 気候区分
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 植えどき
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 収穫時期(3年目〜)
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| 寒 地 |
04/中〜04/下 |
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05/上〜05/下 |
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| 寒冷地 |
04/上〜04/中 |
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04/下〜05/中 |
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| 温暖地 |
03/下〜04/上 |
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04/中〜05/上 |
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| 暖 地 |
03/中〜03/下 |
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04/上〜04/下 |
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ご注意
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萌芽温度は10〜30℃、生育温度は5〜35℃なので、これを外れるときは、加温または遮熱をしてください。
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℃
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15 20 25
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萌芽適温
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15-20
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生育適温
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15-20
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栽培のポイント
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冷涼な気候を好みます。寒さには強く、どこでもよく越冬します。ただ、35℃以上になると生育が悪くなります。
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pH
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5.0 6.0 7.0
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土壌酸度
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6.0-7.0
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栽培のポイント
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弱酸性から中性の土壌を好みます。酸性土壌ではかならず石灰を施し、よく耕してから栽培にとりかかってください。
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年
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 0 |
 1 |
 2 |
 3 |
 4 |
 5 |
 6 |
 7 |
 8 |
 9 |
 10 |

作付け間隔
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5-(6)
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栽培のポイント
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連作障害がでやすいので、いちど栽培したところでは、少なくとも5年は栽培しないようにしてください。
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栽培のステップ

「たらのき」を栽培するとき、植えつけから収穫までの作業ステップは、およそつぎのようになります。ここでは、小さなホームガーデンを想定した一般的な方法を説明しています。

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ステップ
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内容
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芽だし
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(1) 「たらのき」が自然に萌芽する直前が根伏せの適期です。
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(2) 種根を10〜15センチほどの長さに切り、育苗箱や小型のプランターに植えつけます。覆土は5センチほどです。
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(3) 「たらのき」は、種根のどの位置からでも不定芽を形成して萌芽します。
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畑の準備
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(1) 酸性土壌に弱いので、植えつけの2週間くらい前までに、1平方メートルあたり100gの苦土石灰を施し、よく耕しておきます。
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(2) 根が深くまで伸びるので、30センチほど深く耕します。元肥として1平方メートルあたり完熟堆肥3kgと、有機配合肥料100gをよくすき混み、幅90センチ、高さ10センチほどの畝を立てます。
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植えつけ
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(1) 高さが10〜15センチになったころ、株間を45〜60センチに、育苗した株を定植します。
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(2) 定植後、除草と乾燥時の潅水をしっかりと行います。
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管理・追肥
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(1) 必要に応じて、有機配合肥料を追肥として施します。この場合、チッ素過多になると、病害が発生しやすくなるので、注意が必要です。
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(2) 無駄な側枝が出てきたら、剪定します。また、根からも不定芽が出てきますので、切り取ります。
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(3) 落葉したら、完熟堆肥と苦土石灰を施して、冬越しに備えます。
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ステップ
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内容
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管理・追肥
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(1) 4月から5月になると、「たらのめ」が出てきます。ただ成長の妨げにならないように、1年目の苗木からは頂芽を採取しないようにします。
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(2) 春先に必要に応じて、有機配合肥料を追肥として施します。ただ過剰な施肥による肥焼け(根焼け)に注意してください。
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管理
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(1) 成長の早い「たらのき」は、2年目になると樹高が2メートル以上になります。
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(2) 秋になったら、地表から60〜90センチのあたりで幹を剪定(台切り)します。
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(3) 落葉したら、完熟堆肥と苦土石灰を施して、冬越しに備えます。
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ステップ
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内容
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収穫
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(1) 3年目の4月から5月になると、大きな「たらのめ」が出てきます。この新芽が10センチほど伸びたころに、カッターなどで切って収穫します。
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(2) 「たらのめ」の収穫は、新芽が出て葉が開く前のタイミングです。葉が開いてしまうと味が落ちてしまいます。
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(3) 頂芽と側芽を2〜3個ほど収穫したら、その年の枝の下から1〜2芽残して切除します。
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管理
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(1) 残した芽が成長したら、勢いのある1枝だけを残して、後は切り取ります。
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(2) 春先に必要に応じて、有機配合肥料を追肥として施します。ただ過剰な施肥による肥焼け(根焼け)に注意してください。
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(3) 秋になったら、地表から60〜90センチのあたりで幹を剪定(台切り)します。
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(4) 落葉したら、完熟堆肥と苦土石灰を施して、冬越しに備えます。
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おもな病害虫

「たらのき」には、そうか病や立枯病、輪紋葉枯病などがあります。またアブラムシやセンノカミキリ、ハムシ、カイガラムシなどの食害もあります。特に梅雨期や秋雨期に多発しやすく、適切な防除が必要です。
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写真提供: 「ボタニックガーデン」 イラスト: 「ころぽっくる」 by lemさん
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大地の歓びをつたえ、ホームガーデンとともに


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